国民が投票に行かないなら、行かせる制度をつくるべき・・・
こんな話を聞いたことがある。先進国は投票率が低い。それは国民が困っていないからだ。国民は現状を納得しているから投票に行かないのだ。だから、日本の投票率が低いのを悲観する必要などない。あなたはどう思いますか?
先進国で投票率が90%を超える国がある。オーストラリアです。男性は1901年に女性は02年に参政権を得た。現在・選挙での投票は国民に義務づけられています。投票しなければ罰金が科されます。18歳に達したら投票登録を行うことが義務付けられています。
これが「強制投票制度」です。もしも投票に行かなければ「罰金20豪ドル(約2000円)」支払わなければならない。決して高くはない。この金額ならば投票の動機づけではないと判断されています。なぜ、この制度が(1920年代に導入)できたのか。政府は投票資格を持つ国民の過半数に支持されるべきだとの考えが根本にあるからです。その結果、国民も乗車中のシートベルト着用と同じように、投票は当然いくべきモノだとの認識に立っています。
素晴らしい制度だと思いませんか。笛や太鼓で、「投票に行きましょう」と大騒ぎしても、日本の投票率は右肩下がりのままです。なぜ投票に行かないのかの議論はもう何十年も続いています。でも行かない理由は、投票は権利であって義務ではない。行く行かないは自分で決めるもの。ごちゃごちゃ言うな。それが民主主義だと考えているからです。それって正しいのでしょうか。
私はオーストラリアの「強制投票制度」を支持します。強制すればよく考えずに投票する人が増えるとの懸念もあるでしょう。豪州では投票用紙の候補者選択欄を白紙で出すこともできます。でも現実は、それを選択する人はほとんどいないそうですが。
であれば導入してはどうでしょうか。他にも懸念することがあるかも知れなないが、どうです。投票率の低下が止まらない。と、国をあげて嘆いているくらいならば、強制にしたら良い。そんな議論さえもないことがおかしい。「国民は投票に行かないで寝てて欲しい」と嘯いた自民党の元首相がいました。それが自民党の本音かどうかはわかりませんが。選挙制度を抜本的に改革する思想は自民党には不都合なのかもしれませんね。
でも、人口減少に歯止めはかからない。この国をどうするのか。どこへ向かうのか。それを示すのは政党の役割です。でも国民が投票に行かないのですから、自分たちの支持者さえ守っていれば、政権が維持できる。そんな状況をいつまで放置しておくのか。それを解消するのは18歳以上、参政権のある国民に投票を強制するしか方法はない。そう思いませんか。
何も難しいことではない。政治家がその気になれば、すぐにでもできることです。もちろん、メディアも真摯な議論をする必要はありますが。でも現状維持はあり得ないことは確かです。強制投票制。あなたはどう思いますか?Goto
コメント
強制投票制 賛成です
入れたい候補者がいなければ白票でも良いと思います
投票に慣れてこれば必ず候補者のことを調べて入れていくと思います
行かない人に罰金性は必要です
習慣づけをするのです
(いけない病気の方とかはいろいろ考えるところはありますが)
投票は義務だと思います
行くいかないは自由だという方は間違っていると思います
代表者を選ぶのは義務ほかないです
投票できない人は政治に物申すことはできないです
投票100%を目指すのが政治家の務めです