メンタルクライシス

企業の嘘と医師の診断書がメンタルヘルスを蝕む・・・

うつ病かも、朝起きられない床から離れられない。
家から会社に足が向かない。・・・働く世代の8割が「仕事の上でストレスを感じる」そうです。本当かいなと思うのですが・・それが日本です。

「ほんとうかいな」と思うような私のような奴が、メンタルヘルス(心の健康)を害する人をつくっているのだ・・・と叱られるのですが。
我が社の社是は「人が命・人が宝・人が財産」です。人を大切に、人と共に歩むのが我が社の進む道です。でも、だからと言って、人に迎合することはありません。仕事に向かう姿勢や仕事に対する厳しさは、誰にもどこにも負けない努力を強いるのは当然だと思っています。

メンタルがクライシスするのは、なぜか。人は強い。簡単には死にはしませんが。人は弱い。とりわけ「心」メンタルはガラスのようなものです。心が傷つくような出来事(人によって全く違うのが厄介ですが)に遭遇すると容易に壊れます。

さらにそれを放置しておくと、朝起きられないとか、仕事に向かう気持ちが萎えてしまう事態に陥ります。休職・離職となると、企業の損失のみならず社会の損失にもなりかねません。そうならないようにするのはまず「会社・組織」に嘘があってはなりません。万が一にも企業に不正や隠蔽体質があり、働く人のメンタルを壊すようなことがあっては、絶対になりません。

それと、私が考えるのは、医師や医療機関の責任です。体調が悪いような気がする。あるいは私は鬱かも知れない。なんてことになると企業は産業医に相談したり、医療機関で診察してもらうよう指示します。するとどうでしょうか。私の知る限りですが・・・大概は「あなたはうつ病」です。とか「ストレス症」の治療が必要ですと、診断します。そんな診断なら誰でもできます。医師でなくても。

そう診断されたら人はどうなりますか?うつ病で加療の必要ありと診断書を提出します。もうその人は立ち直れません。毎日のように声掛けをするのですが。頭がフラフラするとか。体調がすぐれないとか。医者の診断では3ヶ月は加療が必要だとか。「医師の診断」のせいで、(私はそう思っています)メンタルクライシスは進行して行きます。

専門医たちの間では、そんなことなど全く議論などされないでしょうが。あなたは疲れが出ただけ。これは病気でもなんでもありませんよ。この薬を飲んでおけば、仕事に行っても大丈夫です。なんて背中の一つも叩いて励ませば、メンタル不調などぶっ飛びます。

乱暴な言い方ですが。メンタルヘルスってそういうものじゃないですか。企業の嘘は犯罪です。それは働く人のメンタルを壊します。でも「メンタルヘルス」は心の有り様です。治療薬などあり得ません。少しの不安を抱えて診察に行って医師に「病気」だと言われれば落ち込むものです。それが人間というものです。

だって考えてみて下さい。厚労省の調査です。「仕事上で強い不安ストレスを感じる事柄がある」とした人は82.2%。その大きな要因として浮上するのが仕事の「量」と「質」、そして「失敗・責任の発生」だそうです。そんなことは当たり前のことではないですか。仕事・働くということは、常にリスクと隣り合わせです。それを乗り越えて、最高の商品が生み出されるのです。その商品で人は生かされる。だから人間は働くのです。

ストレスによる心身の障害が起こることを否定するものではありません。メンタルヘルスの必要性は理解しています。だからといって、働かなくて良いってことにはなりません。それを許すような社会であってはならない。そうならないように、応援し励ます社会にならねばと思います。Goto

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