小泉進次郎首相が誕生すれば「mottECO」運動が推進されるかも・・・
ちょっと驚いたのだが・・・自民党総裁選に出馬している・・小泉進次郎氏の
名前が、こんなところにと出てきたので。どこにかというと、環境省が取り組む「ドギーバック推進」活動です。どうして環境省がこの運動推進に踏み込むことになったのか?との質問に担当者は「生々しいことを言えば、20年当時、菅内閣の環境相だった小泉進次郎大臣がきっかけです」と答えたからです。
毎日新聞・オピニオン「24色のペン」は、新人記者が社会課題に真摯に向き合うページで、切れ味の良い記事が掲載されます。記者の登竜門的スペースかな。
私が目にしたテーマは「誰一人食べ残さない」です。
飲食店などでの食品ロスの問題を丁寧に取り上げています。
世界では人口の約20%が食べるものがなく飢えに苦しんでいるのです。
それが日本のレストランや居酒屋などでは、膨大な量の食品が食べ残しで捨てられている。全国チェーンを展開する企業などでは破棄処分をするだけでも数千万円にもなるところもある。食品のロスだけではなく、経営の大きなロスにもなっています。
そこで腰を上げたのが政府。食べ残しの持ち帰りを促進するためのガイドラインの策定作業が進んでいる・・・厚労省は食中毒の発生を防ぐための衛生面の留意事項を。消費者庁は持ち帰りを巡るトラブル回避のための飲食店側が留意すべきことを指針に盛り込むのだと。記者氏は筆を走らすのだが・・
甘いですねぇ。政府が腰を上げても、厚労省が、消費者庁が、環境省が本気になってガイドラインを作っているとは、とても思えない。だって進次郎さんが環境相を辞めて何年になります。3年以上前ですよ。こんなガイドラインぐらい、その気になれば・・・そうです。省庁間の調整さえすれば、数ヶ月もあればできます。できないのはなぜかと・・・書き込むべきです。
環境省は・・・食べ残しを持ち帰る行動の「愛称」を一般から募り「mottECO」(モッテコ)とおしゃれな愛称を選び、今年の7月には2回目となる大規模な普及イベントを東京都内で開くなど、熱くなって頑張っていますが・・
でもいくら環境省が調査で「食べ残した際に持ち帰りたいと思う」回答した人が全体の72.2%あったとしてもです。できないのです。環境相の思い付きには付き合っていられないと、思っているのが厚労省の本音です。誰もが食品ロスへのこの対応に納得し、普及すべきだと思っても、できないのです。それが省益障害という奴です。そこを鋭く抉る記事でなければ・・・オピニオンではないですね。
それと、この問題。飲食店側に迫らねばならないことがあります。
残さない量の研究です。お客さんによっては、最初っから少量で良い人もいます。とりわけ、私のような高齢者や少食の人は、通常の量は食べきれません。
その視点を外しては・・・片手落ちというものです。
でもです。万が一・・小泉進次郎さんが自民党の総裁になって、総理大臣にでもなれば(結構可能性があると報じられていますが)・・最初に手掛けるのが、この食べ残しを客が持って帰る、そのために食品を入れる「ドギーバッグ」活動かも知れませんね。「mottECO」・・進次郎さん的政策です。Goto
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