189番・認知活動

22年度・児童虐待死・72人・・・なんとかせにゃ。

我が社グループが発行する「ハッピーメディア・地域みっちゃく生活情報誌」の総発行部数は1300万部を突破しました。北は北海道滝川市から南は沖縄宮古島まで。35都道府県に及びます。各戸配布を旨とします。家庭に直接届くメディアでは日本最大級の規模であります。

発行の目的は「ニッポンを元気にする」です。広告の力で地域の経済を活性化する。地域に活力を与えることです。推定ですが。日本国民の約3500万人が目にする媒体に育っています。その影響力は日本で最も大きい媒体と自負しています。同時にその責任も多大であると認識しています。

ですから。地域が抱える地域課題と真摯に向き合うことが重要と考えています。愛知県35誌・2,363,554部発行の力を駆使し、最大の課題であった交通死亡事故・ワースト記録を阻止する取り組みを実施。2年半掛かりましたが、脱却する一助になったと思っています。地域課題と向き合う一つの事例であります。

この国が抱える社会課題ともしっかり向き合うことが我々の重要な任務であるとも考えています。広告を中心としたフリーメディアが「社会課題」に向き合うなど烏滸がましいとの批判も頂きますが。怯みません。

かれこれ10年になります。「年端もいかぬ幼児や子供を虐待で殺してしまう」「暴力で心や体に傷をつけてしまう」そんな卑怯なことが許されるでしょうか。

児童虐待防止啓発活動こそは、1300万世帯に直接配布するフリーメディアだからこそ、やらねばならない活動と腹を括って「児童虐待撲滅」のために、「虐待だと思ったら189(いちはやく)番」に通報することで虐待を防ぐ「189番」認知運動を根気強く展開しています。

児童虐待防止活動は厚労省が所管していましたが、子ども家庭庁が創設され、移管されました。その子ども家庭庁が22年度に虐待を受けて死亡した子どもの数は72名だったとする検証結果を発表しました。

同庁の担当者は「本来はゼロであるべき虐待死が72人いることは非常に大きな課題だ」と。そうなのです。課題なのです。親が子どもを殺すなんてことが、この国で日常的に起こっていることは社会問題です。社会課題です。

事件が起こりますと、新聞がセンセーショナルに書き立てます。テレビが報道します。でも次の日には誰もがそんなことがあったかなぁ・・・と忘れてしまう。
忘れてはあかんでしょう。無くさねば。政治もこの問題をなおざりにはしていない。国会で児童虐待防止法を成立させ、事件が起こるたびに不備を改正しています。でもです。事件は起こり続けています。年間で72名も虐殺されているのです。

どうしたら良いのか。まずは189番を国民の全てが110番や119番と同様に認知することです。日本は狭い国です。となりで子どもの異常な鳴き声が聞こえれば、誰かが気づきます。気づいたら、通報するのです。189番に。そうすれば24時間以内に児童相談所・行政・警察がその家庭を訪問しなければならない仕組みになっています。

ですから。そこから、一軒一軒事情が違う家庭の家族の問題が掘り起こされ、
解決に向かうのです。そのためには・・・189番の認知が絶対条件です。
中広グループは1300万部の情報誌を通して「虐待だと思ったら189番」認知運動を展開しているのです。社会課題に向き合うことが、フリーのメディアを発行する使命として。

でです。11月は国を挙げての児童虐待防止月間です。
児童虐待防止のシンボルはオレンジリボンです。日本中をオレンジ色に染める。
そして、189番を認知してもらう。そのために日本全国、1000箇所の地域のシンボル的な施設をオレンジに染める活動を中広グループは展開しています。
絶対に児童虐待死をなくす。許さない。その覚悟を持って。
あなたもぜひ、11月はあなたのどこかにオレンジリボンを付けて下さい。Goto

コメント