ながらスマホ

地域みっちゃく生活情報誌の役割・・・・

いつの間にか、知らず知らずのうちにスマホ中毒になっているのでは?
手元に置いて離せなくなった黒い小さな長方形のボックスを見て・・・
ふとそう思った。ちょっぴり操作すれば大概の情報が手に入るのだから。

それを便利というのだろうが。一つことをやりながらでも、そいつに目が行き、
そいつが気になってしょうがないのだから、一種の行動病だと言えるのではないか。自動車を運転中に「ながらスマホ」で事故を起こすと罰則の対象になるのは周知されているが・・・この11月から自転車も厳罰化された。

今までは自転車の「ながらスマホ」は各都道府県の公安委員会で禁じられ、
違反をした場合には5万円以下の罰金とされてきたが、この11月からは
新たに道交法違反でも禁止される。

①走行中に通話したり、画面をじっと見たりした場合には6ヶ月以下の懲役、
または10万円以下の罰金。
②事故を起こすなどの危険を生じさせた場合は1年以下の懲役、または30万円以下の罰金が科せられる。さらに違反を繰り返す人に義務付けする「自動車運転者講習」の対象にも追加され、3年以内に2回以上繰り返した場合には講習受講を命令できるようにする改正道交法施行令も同時施行される。従わない場合は5万円以下の罰金が科される。

警察庁によると、今期上半期(1〜6月)に全国で自転車の「ながらスマホ」による死亡・重傷事故は前年同期比2.3倍の18件で統計が残る07年以降で最多となった。

自動車の場合、19年12月に罰則が強化され、105件から20年は66件に半減したが、23年は厳罰化を上回る122件に上った。自転車もこの厳罰化で一時的には減少するかも知れないが、再び増加に転じる可能性もあると心配する専門家も多い。

人間の脳は二つのことを同時に処理することはできない。
「注意力を運転に50%、スマホの50%と振り分けるのは不可能である。
人の意識は興味、関心の強い方に集中してしまう」特にゲームや動画など、
次から次へと新しい情報が流れてくるものを見ていると、周囲の安全確認は疎かになる。

私はいつも交通事故ほど人生でつまらぬものはないと申している。
誰も得をしない。被害者も加害者もである。ましてや朝、行ってきますと、
家を出て、骸となって帰ってくるほど不幸なことはないではないか。

自転車に乗る人は高校生をはじめ、比較的若い人が多い。彼らは生まれた時から手元にスマホのある生活をしている。身体の一部になっている場合が多い。それを否定することは、もはやできない。自動車の場合は自動運転の時代になれば「ながらスマホ」の必要は無くなるが・・いま少し時間が掛かるが・・

自転車の自動運転は不可能である。厳罰化することによって
抑止力にはなるが、危険性が認識されるか、生活習慣の中で、スマホとの距離をちゃんと教育しない限り自転車「ながらスマホ」事故は減らない。悩ましい問題だが・・社会課題の一つとして、地道な努力を重ねる以外にない。

我が社が発行する地域みっちゃく生活情報誌(1300万部・無料家庭配布)で、自転車での「ながらスマホ」による事故が厳罰化されたことを周知・徹底することは重要な役割であると認識する。Goto

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