老いて学べば 則ち死して朽ず・・・
移住希望者向け月刊誌「田舎暮らしの本」(宝島社)による
「2025年版・住みたい田舎ベストランキング」で岐阜県の恵那市が
「人口3万〜5万人未満のまち」カテゴリーの「総合」と「子育て世代」の
2部門で2年連続1位に選ばれました。喜ばしいことです。
前年の「総合」1位は岐阜県内市町村で初めて恵那市が獲得しており、
2年連続1位も県内初の快挙となりました。小坂市長は「まちを存続させたいという私たちの強い思いが結果に結びついた」と喜びを語り「きめ細やかな施策、選んでもらえる持続可能なまちづくりに今後も注力する」と気合を入れました。
岐阜県・恵那市。
人口は46,054人19,992世帯。岐阜県の南東部に位置し、2004年、旧恵那市と周辺5町村の新設合併により誕生。景勝地としては有名な恵那峡を抱える。気候的に夏が比較的冷涼であるが冬の寒さは厳しい。
山間部に入れば入るほどその傾向が強くなる。冬の降雨量が少なく、降雪も少なく乾燥した気候となる。山岡町ではその気候を生かして、細寒天の生産が日本一。それ以外にはこれといった産業があるわけでもない。
なぜ、「住みたい田舎ランキング」で2年連続日本一になるのか?
解せないのだが。20年前に移住した方によると「恵那にないものはないことがわかる。子育てしやすさと、人の温かさや交通の便、歴史が息づく郷土色豊かな風土など、ちょうど良い暮らしができる」と市の魅力を語る。
恵那市・岩村町は歴史のまちです。「女城主」で有名な岩村城があります。
恵那市の南部に位置し、明知鉄道明知線岩村駅の南東に位置する城山山頂に、
本丸が諸藩の居城中最も高い海抜717mに位置していた。このため、日本三大山城の一つに数えられている。「女城主おつやの方」の悲哀の物語が今も残る。
それと学問の盛んな地としても有名です。
江戸時代の儒教者・佐藤一斎は岩村の出身。一斎の随想録「言志四録」は幕末の武士の間で、非常時の覚悟を示した書として愛読された。
とりわけ
「少くして学べば、則ち荘にして為すことあり
壮にして学べば、則ち老いて衰えず
老いて学べば、則ち死して朽ちず」は富に有名です。
だから女性優位であり「子育て世代」にまじめに取り組み、学ぶ風土があり、
それが根底にあって、「住みたい田舎ランキング」2年連続1位だとすれば、それはそれで納得です。我らが岐阜県・恵那市が「住みたい田舎ランキング」1位。妙に嬉しいですね。Goto
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