万博開催を報じる新聞各紙から、やっぱり朝日の姿勢が面白い。
13日・万博が開幕した。期間は4/13~~10月13日まで。
184日間の開催だ。いつ行こうか?いけるかと日程表と睨めっこしている。
この日に「行く」と決めないと行けなくなるかも。
万博で気になるのは、新聞各紙がどんな報じ方をするかです。
なんせ、朝日や毎日は、何かと難癖を付け反対していたのですから。
ちょっと14日の紙面を比べてみましょう。こんな事比べる必要もないのですが。
読売・・・世界から「こんにちは」、未来への期待、脈うつ。
キャラクター「ミャクミャク」をもじった見出しを付ける。
156カ国・それぞれが記念行事を。それに合わせて多くの要人が来場する。
政府は「万博外交」を通じて、経済交流にもつなげる。と支援する。
毎日です。まだ初日なのに・・・批判の報道です。
「並ばない」はずが、どこも長蛇の列。会場の内外で大混雑が。とまずは批判ですが。シンボルの「大屋根リンク」(全長2キロ)「高くて、壮大。柱と柱が組み合わさっている姿には、助け合いの思いが込められていると感じる訪問者の声を掲載する。
朝日・・・天声人語で「楽しみな人も多いだろう。でも祭り気分にはなれない」
建設費の高騰もあるし、カジノ誘致のための万博かといった疑念も気になる。
雨の日に「大屋根リンク」を歩いた。木の通路にパビリオン。似た光景がどこまでも続く。自分がどこにいるのかも分からなくなった。人間洗濯機も火星の石も
過去をなぞるものがずらりと並ぶのに「太陽の塔」はどこにも見えない。と相変わらずの批判のための批判。
大屋根リンクが太陽の塔に匹敵するシンボルであることを「理解」しようとしない。似たような風景で自分がどこにいるかもわからないと愚痴る。夢洲・2キロのリンクの中にいる。わからないのは方向音痴か、批判するために開会式に来たってことかな。
朝日が面白いのは、記者の見どころ紹介だ。
ウクライナ侵攻したロシアは万博参加をやめた。当然だ。
万博の成り立ちを振り返れば、帝国主義や植民地主義を抜きには語れない。
欧米列国の国力誇示の場として使われた。この万博もその延長線上にある。
果たしてそんな万博で良いのかと、朝日的批判を展開する。
まぁ・・・そう書きながら。アフリカ・ベナンの展示には「帰らずの門」の写真があった。16〜19世紀に奴隷として各地に連れて行かれた人々の歴史を忘れないと。今回・アフリカから50カ国が集まった。ある国の展示担当者は「万博はアフリカを知るいい機会。訪れて心の距離を縮めてくれれば」と語る。
圧巻の記事は、高村薫さんに聞くです。
最近の高村さんの批評は手厳しい。
万博については。「心が踊らん」「五輪誘致の失敗とつじつま合わせや。カジノを含み総合型リゾート誘致と絡んでいる。動機が不純や」「最先端の技術をみせられても、世界は分断傾向にある。素晴らしい未来がやってくるとアドバルーンをあげてもしらける」と辛辣。まぁ、それが高村節だから。
驚きもしないが。あえて、批判的にコメントするだろう。高村さんをあえて、
オープンの日に登場させる。朝日の魂胆がいかにもいやらしい。
コメントで救いは二つある。「1度は行くつもりだ」「世界各国のパビリオンの建設デザインを見ることが唯一の楽しみだと、覗いてからの批評を聞きたいものだ。もう一つは大阪文化は「権力から押し付けられる規範や常識を笑いでひっくり返す・権力や権威に対抗する力がある」万博は大阪の地域政党・維新の会が提唱、開会に漕ぎ着けた。それを評価するのが良い。・・・それが救いだと思ったのだが、維新を中央権力に接近して開催した維新は大阪文化と正反対やと。
この人って、反対のための反対しか言わない。だから、朝日が・・と思うと
悲しくなる。
日経は・・・「こんにちは、未来の暮らし」との見出し。
あとは、内容の紹介です。25年後の自分と対面できる。「世界の街が目の前に現れる・・など、パビリオンの外観が見たいという高村さんの薄っぺらな話ではなく。中身を紹介しています。日経らしい。
まぁ・・長くなりましたが。
ありとあらゆる批判と妨害に晒されながら開催に漕ぎ着けた。
博覧会協会・大阪府にありがとうです。日本っていい国かも知れない。Goto
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