本にも色々ありますね。
本に関する情報は殆ど新聞広告から入手します。11月4日の日経新聞。8日の読売新聞。立て続けに小学館刊、タイトル「求めない」の書籍広告が掲載されました。
私の読書は雑読。中国の古典(と云っても簡易な新訳ものです)以外は、手当たり次第、面白い、これは、と思えば、無節操に買い求めるタイプ。本以外はそうでもないんですが。
NHK「おはよう日本」で紹介。”信州伊那谷の老子”の言葉が現代人の心を励ましています。とのコピー、。「老子」の文字に誘われ、「たちまち36万部突破!」に躍らされ、早速、定価1365円で購入。
手元に届いた「求めない」には、大いに驚きました。まず、サイズ。縦14?p横13?p。変形サイズ(A24取判194頁)。(広告にサイズは表示されていない)水彩の抽象的な挿絵が4頁。1頁全編20〜30文字程度。文体は、詩とも?、散文?とも、俳句、短歌?とも違う、勿論、文章でもない。????
広告には「生きていないことに気付いた」「心の栄養に・心が軽く」「読んで顔つきが変った」「いつもかばんに入れてます」「道しるべができたよう」と読者の声が溢れます。
やたらと「求めない」の言葉が羅列され、何処が「老子」なのか?私の理解を越える内容の、この変形本を、36万人の人達が購入したのか?と思いますと。
秋の夜長を、読書で「人生」磨きと、意気込んだ36万人の読者が、本にも色々ありますねと、笑って許すなら良いのですが?裏切られたと憤慨し、出版業界と広告業界に、「しらー」とした批判の目が、向けられるのではないかと、首をすくめています。
Goto
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