梅に鶯 

隣地に梅林があります。
先週の中ほど、寒気が緩み、ホッと一息。
その梅に、鶯が初飛来。
ホーキョキョ、キョチョ、ホーチョキョ、キョキョ。
う〜ん。若鳥なんだな〜。二分咲きの枝をぴょん、ぴょんと。
春の訪れを告げる、鶯君に、にっこりと、エールを送る。
スノーボードワールドカップGIFU GUJYO大会が一昨日から始まった。
連日、地元紙が特集を組み、ムードを盛り上げた。
兼ねてから、W杯誘致関係者の努力に敬意を払い、会場へ足を運ぼうと決めていた。
初日は、鶯君が鳴き声の練習をするほど、好天気。だが、昨日は一転、雪。
午前中。我社主催、優良企業を集めた就職フェア「大企業展」に。
スタッフを激励。出展各社にご挨拶。
詰め掛けた学生諸君の真摯な眼差しと鶯君とがダブり。
迎える出展企業の熱意と交差。雪模様の外気も吹っ飛ぶ盛況。
午後、2時間ほどの行程。郡上市のW杯会場へ。
W杯で救護を担当する、郡上八幡の医師(私の最も尊敬する先輩)から・・
「おい、こちらは、凄い吹雪だぞ」と。「そうか。おじさんの出番じゃなさそうだな」
でも、折角決めたこと。行くだけ行く。か。「だめなら。先輩と一杯やろう」
郡上八幡といえば、夏は、徹夜で踊る「郡上盆おどり」。
冬は、清流吉田川のほとりで雪見酒に「ぼたん鍋」。これが、定番。
「先生。W杯の応援は止め。ぼたんと母情(郡上の銘酒)で、先生の激励会に変更するよ」
「それはいい。大歓待だ。気を付けて、来い」と。
馬はさくら。鹿はもみじ。ぼたんは?熊。違います。ぼたんは、猪。
郡上八幡、もうひとつの名物「郡上味噌」
その、味噌に。スライスした「ぼたん」と野菜を入れて。
母情をあおり、話のボルテージは、あがる。あがる。
仲居のお姉さん。「先生。W杯、今日は藤田一梅って17歳の子が、優勝したってさ。」
へ〜。17歳の若者一梅君か。梅に鶯。ちょっと、話ができすぎかな。
二日酔いの頭を叩き、新聞を。17歳通信高校で学ぶ、藤田が初優勝か。う〜ん。なるほど。
あれ。藤田一海????梅じゃなくて、海。やっぱり、できすぎだよな。
                                       Goto

コメント