重症

季節の変わり目です。
長く伏せて居た人が亡くなるのもこんな時期です。
寒暖の差がそうさせるのか?
前の季節(冬)が彼方に連れていくのか?
自然は若芽、陽光と輝き始めるのに。
人は巣立ち、次のステージへと旅立つ季節なのに。
世の習いとは申せ、寂しい限りです。
そんな折。悲しい記事を読みました。
モノを買えば対価を払います。サービスを受ければ報酬を払います。
人間社会の最低のルールです。怠れば、それは犯罪です。
この国に生れ、生かされている限りは、それ相応の税負担をします。
国民の義務です。義務を果たすから、社会インフラの恩恵を受け、安心して暮らせるのです。
岐阜の県立3病院の治療費未収金が昨年度末で1億6325万円にのぼるそうです。
1999年度6900万。2004年度で3倍に膨らみ。時効が、5年から3年に短縮で損金処理。
病人の治療費未納が後を絶たない。その額は急激に増加するばかり。かなり重症な話です。
民間の医療機関ならば、放置しているだろうか?
普通の企業ならば倒産です。
治療費が払えない社会とは、どんな貧困社会なんでしょうか?
普通なら難民が出る話です。
受けたサービスに対価を払わず、ねこばばが許されて良いのでしょうか?
法治国家ではなく無法国家です。
医療だから。命に係わる問題だから。公的機関だからといって、寛容に見過ごせば、
多分、ねこばば患者は、心の病を併発し、完治しないでしょう。
払えないなら、払えないで、仕方がない。然るべき機関に援助を求め、事後の相談をするべきです。
その勇気さえもないならば。とんでもない重症社会、寂しい限りといわねばなりません。
ご先祖さまになんと、申し開きするんでしょうかね。
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