タクシー

物事、片方だけが、悪いんじゃないですよね。
学生時代、「音痴は運転が下手くそだ。」といった友人の言葉が耳に残ります。
なぜなら、私は極度の音痴であるのと同時に、まさしく運転が下手。彼の言うとおりだからです。
下手といっても、何が下手かと言えば、バックでの車庫入れ、ゴルフ場などの駐車場入れです。
車庫でも駐車場でもラインに沿って、真っ直ぐに収まったことがありません。何度も切り返します。
その都度、浜松で不動産業を営む、彼の顔が浮かびます。
だからなのでしょう。運転の上手い人。(それは乗り心地の良い運転者)に出会いますと尊敬です。
タクシーを利用する場合など、安心して乗ってられる運転手に出会うと、嬉しくなります。
そんな時、「運転手さんは、歌が上手いんでしょうね?」などと尋ねてみます。
大方は、歌が好きだ。とか。カラオケでよく歌う、とか。のど自慢だと返ってきます。
やっぱりね。彼の「歌と運転」は正比例するとの説が、正しいと納得します。
最近、東京の霞ヶ関周辺で「居酒屋タクシー」なるものが、乗客に過剰サービスすると、問題ですが、
客である役人が、税金で供応を受けるとの、批判が聞こえますが、どこか、おかしいと思います。
報道で見る限り、役人待ちの「居酒屋タクシー」は
「個人タクシー」ばかりです。なぜ?なんですかね〜
個人タクシーの制度は、タクシー会社で働く運転手に、「自立の希望を与え、業界に新風を吹き込む」
との目的で、昭和34年に設けられたと聞きます。
個人タクシーの許可条件は、営業運転暦10年以上。道路交通法無違反で運転技術は、勿論、サービス精神においてもタクシー運転者の模範となるべき優秀な資質と資格を備えた適格者。だ、そうです。
業界の模範的な役割を果たすはずの「個人タクシー」の事業者が、役人のチケットを目当てに、供応を繰り返す。おかしいですよね。それができるのは、自営業だからですよね。
それって、許認可制度の盲点jじゃないかと思うんです。普通のタクシー会社で働く歩合制の運転手は、そんな、異常サービスをしたら、干上がってしまいますよね。
同じ許認可なのに、サービスに差が付けれるのは、構造的な欠陥があるといえませんか?
個人タクシーの事業者の適格要因はどうなるんでしょうか?
贈収賄に当るなら、免許取り消し。モラル違反でも、営業停止ぐらいの処分をすべきです。
物事は、どちらか一方が悪いわけではないですね。役人も悪いが、「個人タクシー」の・・・・・・・・・。
そういえば、居酒屋タクシーには、カラオケ設備付きの車両もあるんだって。
国の役人が、居酒屋タクシーで、カラオケを歌って、家路に帰るのは、
音痴を矯正して、迷走する省益運転を磨き直してるんでしょうかね????
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