この鈍さ、どうしたらいいんでしょう。
毎日新聞に東北大学の川島隆太教授が指南する「脳を鍛えたい」の特集があります。
くらしナビのページで79回を数えます。
そこに、1978年10月4日付の毎日新聞の「余録」(一面の下段にあります。朝日の天声人語、読売の編集手帳と同様)約800文字を、どのくらいのスピードで、音読できますか?との質問。
私は新聞をこの欄から読みます。
そのスピードで脳年齢がわかると。できるだけ速く、正確に読むことが、脳を活性化するコツだそうです。
年代別の目安だと、20,30代は100秒。40代=108。50代=117。60代=119。70代=117。だそうです。
で、私も試してみました。音読ですから大きな声を出して。30年前の時代背景を想像しながら、なるべく早く読むように意識して。結果は118秒。
大体、年齢どうりだ。と、納得してみたものの。この目安、データの元がわかりませんが。
通常、活字を扱う職業の人は、50秒以内だと。半分以下にしなくちゃいけない!!!
私のスピードで、これまで、活字とにらめっこの仕事が良くできたものだと変に感心してます。
倍速にするには、速読術を学ぶしかないでしょうが、還暦目前、元々鈍いんだから、今更、手遅れかも知れません。
質問の「余録」欄。30年前の記事ですが、内容は、サラリーマン白書で、給与の伸び率が消費者物価を下回った。「かせぐに追いつく貧乏あり」と苦しいサラリーマンの台所事情を。
企業で働く者は浮き沈みがあるが、懸命に働く者はやがて報いられる。そんな信仰を奪い取らないでほしい。政財界の指導者にこの点はよく心してもらいたい。と。
あれあれ、どこかで読んだ内容かと見間違う。30年前も今も、まじめに働く者には陽が当たらないらしい。そこを何とかしてこそ、人間社会じゃないか・・・などと、
思いにふけったのが、読速の鈍さの理由だと、思いたいのですが。
読書の秋、意識して脳を訓練するしかないですね。 Goto
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