とって置き

医療改革に一石を投じる。
新聞を読みながら、この情報、保存しようと思うことって、ありませんか?
私は新聞症候群ですから、情報が入手できない、新聞休刊日はつまらない一日です。
反対に、特集記事だとか、新聞社を挙げての提言だとかが掲載されている日の新聞には、
嬉しくなって、わくわく、保存したくなります。ですから、狭い部屋は、「スクラップ」の山です。
どうしても、「とって置きたい」歴史的な「特集」が掲載されましたので、紹介します。
それは、読売新聞「2008年10月16日木曜日」の朝刊す。凄いんです38頁中8頁がその特集です。
大特集です。その内容は、この国が抱える不安の一つ。社会保障の医療制度に対する改革提案です。
ぜひ読んで頂きたいと思いますが、直近の課題の解消から、中長期に亘る「構造改革5本の柱」について。
更には2011年度までに消費税を「社会保障税」に切り替え、税率を10%に引き上げ
財源を確保するという、現在可能な限りの建設的な訴えです。
この提案は、4月に発表された年金改革提言(その際には日経新聞も提言した)に続き、新聞社が総力を挙げて社会保障研究会を編成。それに記者の地道な福祉現場の取材に基づいて練り上げてあります。
とりわけ、医師不足対策には、勤務医の診療報酬改定による待遇改善を迫り、開業医は病院に詰めての救急医療への参加体制を整えるべきだと、確信に触れた具体策を明示しています。
さすがは、読売新聞。国民の不安に真摯に立ち向かう姿勢に敬意を表すとともに、この医療改革提言に、私は大賛成です。これぞ、新聞の役割、使命だと、納得、早速「とって置き」です。
でも、このとって置きを「スクラップ」しても意味がありません。改革には政治の力が必要です。
総選挙間近。各政党のマニフェストが発表されます。その社会保障の内容と比較して、医療改革に対する本気度を測ってみたいと思います。
読売新聞社の医療改革に一石を投じるこの大胆な提言が、生かされることを期待します。
新聞って、凄いですね。
                    Goto
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