ジーンズが似合うなんて、余計なお世話だ。
経費削減の折、我社の社内報を二月号限りで、株主の皆さんへの郵送を取り止めました。
折角、上場以来、二年余、ご購読頂きましたのに、申し訳なく思います。
中広のHPに全内容をアップさせておりますので、ご了承願います。
我社の販促ツールでもあり、会社案内でもある中広報を、紙ベースでお届出来ないのは、残念ですが、
これも合理化の一環だとご理解頂ければ幸甚です。
不況は、厳しさや大変さを企業経営に齎すだけではありません。日頃考えたり、思い悩んだりしている改革や合理化を推し進めるチャンスでもあると考え、今後も精進いたす所存です。
中広報二月号。私のコラム導線「怒れ!!アラカン」に多くの方から、「思わずそうだと、感じた」とか「映画、青い山脈と青春がダブったよ」など、感想を頂き、感謝しています。
アラカン世代としては、「怒りが届いた」と同志が増え、意を強くしているところですが。
自分で、書いたものを印刷して、配布しているのに。
自分でその内容に首を傾げるのも、誠に不謹慎ですが?
大人が、大人に向かって、もうひと頑張りしよう!世直しよう。って訴えるのって?良く考えてみますと、とても偉そうですね。変だと思いませんか?私は変だと思ってしまいました。
なぜかと申しますと、読売新聞が「大人を変えていく大人・ジーンズフィフティ大賞」なるものを「大発表」したからです。
この大賞。内容はいつまでも若さを失わず、つねに何かにトライしつづける大人たち。
50代になったときにジーンズの似合う大人になろう。そして、50代を過ぎたらもう、それ以上年をとらない。そんな「新しい大人たちの時代」を代表する著名人に贈られる大賞だそうです。
なんでも、賞を付けたがるのが、昨今の風潮。いい夫婦、いい親子。ジュエリーが似合う。眼鏡が・・・・などなど。思惑が入り乱れ、購買意欲を掻き立たせる企画が目白押しです。
その一つだと、思えばそれは、それで、なるほどと、笑って済ませれば良いことなんですが。
大賞の北野武さんの受賞の弁「粋な大人になろうぜ」を読んで、私は「余計な御世話だ」と思ってしまいました。大人は子供から大人になるまで、それなりの時間を歩いてきた。その大人に向って、ああしろ。こうしろ。と、分別臭く、説教調で、意見めいたモノ言い。聞く方はうっとおしい。
北野さんは、たぶん、文章全体から流れる脈略では、大人から「お前、そんな賞貰って、何時からそんなに偉そうな口をきくんだ」と言われるのを極力、嫌がっていると思います。
それを振り返りますと、自分の書いたコラム「怒れ!!アラカン」も、読んで頂いた大人からは、「偉らそうに」と思われているのではないか。と、ハタと気付いたからです。
今後は、ブログでも、社内報でも、大人に向かってモノ申すのは注意しよう。
大人は大人何だから。誰かにとやかく言われるのは嫌なはずだ。と、反省してます。
とは、申せ。残念ながら、説教癖の私は、人のことはさておき、大人のみならず、誰にでも、どこにでも噛み付く、「厭らしい大人」から抜け出せそうもありません。
それに、私はジーンズよりも着物が似合う大人になりたい。と思ってます。
「え〜。その大賞もあるですって?????」
Goto
2/21 読売新聞
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