京の風

国のかたちを変えるのは、地方からですね。
早春の京都を訪ねて日本情緒を味わって来ました。と、申し上げたいのですが、
京都滞在わずか、4時間弱。折角、久方ぶりの京都なのに・・・・・。
でも、京都は、やはり日本の心、日本人の原点だと感じました。不思議な風ですね。
還暦過ぎても、仕事しか頭にない経済成長期の企業戦士のまま。ただ老兵になっただけ。
何とも、味気ない人生だな〜と、苦笑いしながら、トンボ返り。
上洛の目的は、我社が加盟するJLAA(地域広告会社協会・57社加盟)の総会での基調講演をPHP研究所(京都駅前)の江口克彦社長に依頼、快諾を頂きましたので、ご挨拶に上がりました。
江口氏は地域主権・道州制の推進者で、この国の「かたち」を中央集権から地方分権に移行させるべきだとの、最も先鋭的な提唱者。具体的な提案をし、あえて、過激な議論を挑んでます。
JLAAは、地域に根を張る広告会社の共同体。地方分権の受け皿としての役割を担う立場にある集団です。江口氏の地域主権・道州制の考え方を学ぶことは、地方広告会社の将来を示唆することでもあると考え、講演をお願いしました。
氏とは、JLAA岸田事務局長(京都・日商社)と面談させて頂きました。
お目に掛かっての私の率直な感想。「国のかたち」を変えることは、明治維新よりも難しい。この提唱は平成維新と捉え、「坂の上の雲」を目指す志と命を賭す覚悟がなければできない。氏にはある。
地方主権とは、権力奪取の戦い。それを担うのは、地方のリーダー(主に知事)とそこに住む者達でなければならない。地方の広告会社にはその資格がある。
それに、この主張が氏の本拠である京都から発せられたことに、大きな意義と価値を覚えた。
地方の時代のシンボリックを感た。講演が楽しみです。
JLAAの総会は今年で7回目ですが、設立総会は、清水寺で。五周年の記念総会は平安神宮で開催しました。今回の講演が京都のPHPの代表者であることに、協会の歴史を感じます。
そうそう。大変なことを忘れるところでした。
氏との面談後、岸田事務局長の日商社にて、総会への事務局打ち合わせを行いました。
その際、お昼を御馳走になりました。創業享保、老舗「勝長」さん(定かではありません)の仕出し弁当。さすがに京都ですね。上品で、美味しかったです。格別でした。
僅かな時間でしたが、老兵は、京の味と、そして、日商社のスタッフの方の「もてなしの心」と。
京の風を堪能させて頂きました。ありがとうございました。                                                           Goto
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企画・構成:日商社の京都東山花灯路散策マップ

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