好奇心

冷やかな視線・・・・・・・。
孫娘(百華)の旺盛な好奇心を眺めていますと、未来が開けるような気がします。
1歳と一ヶ月。九ヶ月で立ち上がり、今では小走りに動きまわる。
歩き始めた勲章のようなもので、顔中、転んでぶつけた傷がある。
女の子、傷が付いては大変だ。などと、妙に心配するのは「ジージ馬鹿」の極め。
たまたま。彼女と二人っきり。観察していると面白い。とにかく、動き回る。
電池もいらない、ねじも巻かなくてよい、それも表情付きで何処へでも行く。(当たり前なんだが)
FAX付きの電話に気が付く、駆け寄る。触る。音がする。紙が出てくる。喜ぶ。
何度も繰り返す。飽きる。(飽きもせず同じことを何度も繰り返すんだね)
ペン立てを見つける。鉛筆を手に取る。口にくわえる。吐き出す。マジックのふたを開ける。手に色が付く。なめてみる。(とにかく、何でも手にしたものは、食べれるのかどうか?チェックするようだ)
小物入れの引出しを開ける。中のものを一つ一つ点検。興味のないものは、外に捨てる。(チンパンジーもこの程度のことをやるのかな〜!!)
新聞を引っ張る。破れる。何度も破る。ニコリとして破るのを楽しむ。
(新聞命のジージとしては気になるところだが。破れる音に興味があるようだ)
ティッシュボックスに手が届く。ティッシュを引っ張る。捨てる。次のを引っ張る。
無くなるまで箱から出す。周りがティッシュだらけに驚く。(??????)
テレビのコマーシャルに目が向く。BGMに合わせて調子を取る。
(はは〜ん。幼児には、関心を示すリズムと音域があるのだ。と気付く)
ちゃぶ台に上る。頭から落ちる。傷する(少々血が出る)。痛い。泣く。(どうも痛いのは嫌らしい)
祖母が飛んできて、「どうしたの??」「落ちて机の角にぶつけた」と言う。
「百ちゃん。何時も言ってるでしょ。この上に乗ってはいけませんって。」と目を吊り上げる。
「見てて下さいと言ったのに」と、こちらを睨む。
次の一言がいけなかった。
「ちゃんと見てた。落ちるのも」「心配ない。次には足から降りるようになる」
日頃の、冷たい視線が・・・・・、いっそう、冷やかになった。(怖い)
あるものはすべて点検する。孫娘の旺盛な好奇心を眺めて。
人類の進歩、イノベーションの原点は好奇心なんだな〜と、思いが至った。
今日は子供の日。自由奔放に育てと願う。
しかし、子供を育てるって、大変なことなんだね〜。
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