景品表示

貧すれば鈍す。お詫びがお詫びになってない・・・・・
日本の誇りはモノづくりといわれますが、果たしてそうでしょうか?
私はそうだと、思っています。
如何なる商品も、創意工夫を凝らして作られています。
日本製品で、いい加減に。曖昧に。中途半端に。創るモノはありません。
私の好きなメーカー日立。最近どうも精彩がない。
どうなっちゃたのか?とても心配です。
先日、日立のお詫び広告が新聞全紙に掲載されました。
その内容を読んで、天下の日立もここまで来たか?そんな憂鬱な気分です。
なぜなら。お詫び文章がお詫びになっていないからです。販売表示(省エネ冷蔵庫のカタログや新聞広告)と事実が異なる記載をして、景品表示法に基づく排除命令を受けた。
と。では、排除命令を受けて、リコールに応じるのか?といえば、今後このような不祥事を二度と繰り返さない。そのための原因究明ならびに、再発防止に取り組むと弁明するだけ。
果たして、それで良いのか?疑問です。なぜなら、この冷蔵庫問題の本質は、環境問題に関心の深い消費者を意図的に騙して、商品がヒットしたからです。
世の中。人間のやることです。不注意によるミスは起こります。たとえ、それが不可抗力であってもミスは許されません。誠意ある態度で、できる限りの補償をし、許しを乞う以外に方法はありません。
しかし、ことが、作為的であった場合は、制裁を受ける必要があります。
企業としての明確な責任を取らねばなりません。官僚のように責任を逃れることは許されません。
日立のお詫び、景品表示の問題にすり替え、作為的でない。と訴えたいのでしょうが、余りにも官僚的な詫び状。それが、通用するほど、世の中の製造業を見る目は、甘くないようです。
モノづくり日本中核企業の日立。天下の日立らしく。ここは正念場です。
偽造表示の冷蔵庫を、すべて新商品の省エネ冷蔵庫と取り替えては如何でしょうか?
「お詫び」の紙面。販売会社とメーカーの連名になっているところに。
日立の置かれている現状「貧すれば鈍す」が、それとなく読み取れるおっさんとしては、胸が痛みます。
日本のモノづくりの信頼をなくさない様に、毅然たる態度をお願いします。
表示を扱う、広告屋。身につまされ、偉そうなことを述べました。
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4/30 毎日新聞

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