淘汰・再編

新しい酒には、新しい袋が・・・・・。
メディア不況も極まれり、の様相を呈しています。
新聞広告の落ち込み。雑誌の打ち続く廃刊。テレビスポットの減少。なかなかなものです。
内閣府、1〜3月GDP年率15・2%減と発表。戦後最大、沈む経済に影響され、広告予算は打切り。購読者は減少。新聞経営の収益モデルが壊れてきました。耐えるしかないとの声が聞こえます。
私的には、メディア関係諸氏。どうも他人事。危機感の無さには、驚くほどです。だから、この国難にも拘らず、緊張感の乏しい記事が多いのかも知れません。ぬるま湯に浸かってきた人たちに変わらなければと、訴えるのは酷かもしれませんが。
私の最近の持論です。この国に「再び陽が昇る」ことはない。いや、有るかもしれませんが。
それには、相当な意識改革が必要だと思います。(メディアの影響力が必要)
格申す。我社も広告会社。広告予算の削減の波をもろにかぶっています。(でも頑張ってます)
私は、この状況下で、次のことを考えています。
まず、パイが縮んだのですから。業界は、今までの、規模では存在しえない。だから、生き残るならば、淘汰、再編しなければならない。(メディアの業界だけではありません。)
もう一つは、従来のビジネスモデルが崩壊しつつあるわけですから、質的転換を図るしかない。
それには、過去の清算と、新たな投資をする勇気が必要になります。
読売新聞が、福島県のローカル新聞。福島民友新聞社と、記事を相互に提供する編集協力を結ぶそうです。背景を論じるまでもありません。新聞業界。全国紙とローカル紙ですが淘汰、再編の具現化です。
新聞社の魂は、ジャーナリズムにあります。編集はその要。その編集を共有するのですから、独自性をどう担保するのか?根本的な問題が横たわってます。それをもかなぐり捨てて、手を結ぶ。メディア不況の現実が突き付けられています。
それに付けても、ビジネスモデルが崩壊しているのだとの思いに至っていないのが、気になります。
新しい酒には、新しい袋と申します。読売新聞のボスは誰でしたっけ・・・・・・・・・。
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