水は命

三県一市で、徹底的な議論をお願いします。
さてさて、名古屋の河村市長。突然「徳山ダムの水を木曽川と長良川に流す導水路事業」について、今年度の同市負担金の支払いを延期したと発表。(暴れまわってますね)
この事業は、徳山ダムの水を揖斐川から長良川を経由して、愛知県と名古屋市の取水口がある木曽川まで全長44?qのトンネルでつなぎ、下流部でも1kmのトンネルでつなぐ公共事業です。
総事業費890億円、国と愛知、、岐阜、三重の三県と名古屋市(121億円)が負担する。(毎日新聞参照)我が町周辺に、44?qに及ぶ、水路をトンネルで通そうとの、何とも凄い工事です。
徳山ダムが利水を目的に計画され、完成まで40年。長良川河口堰も同様。この事業が何時の時点で、計画されたのか、定かではありませんが。
工業用水などの利水目的ならば、名古屋市の一日当たりの給水量は、74年10万トンを頂点に減少に転じ、07年度は6万トンに落ち込んでいるとか。河村市長の「ま〜。そんなぎょうさん、いりゃせんわ」もまんざら、パフオーマンスとばかりは言えんない。
一度決めたことは、絶対に変えない。自分達のやってることに間違いはない。
この官僚の考え方が通用しなくなって来ているのは間違いない。
この処の地球温暖化。岐阜県は、利水ではなく渇水対策に必要との見解を示している。
公共事業のプライオリティーが問われている時代です。反対のための反対も意味のないこと。
勿論、国交省の押し付けならなおさらです。当初の目的からずれてきたとすれば、
今までの経緯を土台に、東海3県と名古屋市で徹底的な議論をしてはどうかと思うのですが?
私たち住民も実態を始めて知ったくらいです。河村市長の投げかけた一石が、政治問題化することは必定です。水は命です。関係各位には、丁寧な対応をお願いします。
それにしても、砂漠ならいざ知らず、日本のような国土の狭い、それも、平野部をぶち抜いて、
44?qもトンネル水路を作る計画って凄いね。(さすが官僚と言うべきでしょうかね)
文明の進歩なのか?環境破壊なのか?
他人事ではない。考えさせられますね。
                            Goto
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5/16毎日新聞

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