鳥のように

「言の葉」の舟で、心が「うるおい」ます。
元気(な)、安やか(な)、便利(な)、(も)っと健康で、(も)っと楽しく。
「なも」(岐阜弁で、合いづち)こんなタイトルの付いた元気情報誌を手にしています。
発行は豊かなシルバー社会を応援する「岐阜銀行」の関連会社。年金受給者向けの情報誌です。
還暦になると頂けるんですね。文字も大きく、内容も「うんちく」深く、楽しく目を通しました。
ネット社会ですが、新聞命の私としては、紙とインクの匂いを、感じながら、活字を追うのが至福です。(最近のトレンドに、五感刺激型商品が出回っていますが。私は紙に印刷された文字で、五感が刺激されます。それで十分です)
その「なも」。郡上市高鷲町の「牧歌の里」(この季節、緑が溢れ、日本の原風景に帰れる素晴らしい保養の場です)の風景を背景に、「言の葉の舟」というページがありました。
若い人には、興味がないかも知れませんが、私には心に「うるおい」を与えてくれる「言の葉」が並びます。予定の空いた日曜の午前中。ホッとしたひととき、身体を休めていますが、心も癒されました。
「言の葉」を何点か紹介します。説教ぽくって、押し付けになるかも知れませんが、お許し願います。
鳥のように自由に空を飛びたいなんていうのは
勝手だけど
鳥が飛ぶために何万回翼を動かしているのか
よくみてごらん。               ビート・たけし
例えば友達が転ぶ
ああ痛かったろうな、と感じる気持ちを
そのつど自分の中で作り上げていきさえすればよい。      司馬遼太郎
人間というやつは、一生のうちに
何かに夢中にならんとな
何でもいいから夢中になるのが
どうも 人間の行き方の中で
一番いいようだ。                井上靖
私たちはこの世の中で大きなことはできません。
小さなことを大きな愛でするだけです。           マザー・テレサ
あなたは、どの「言の葉」に心が「うるおい」ますか。
私は鳥のように、もう少し、努力したいと、思っています。
                             Goto
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なも 2009年6月 Vol.36

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