4〜6月の成長率は大幅に改善する・・・・日銀総裁。
五月も今週で終り。月曜の朝ぐらいは、景気の良い話題でスタートしたいものです。
あの慎重居士、日銀白川総裁が、景気判断を上方修正した。いよいよ日本経済に灯りが見えたか?
と、喜んでいるのですが。先月、総裁は米国で講演。日本経済は90年代、何度か一時的な回復局面を経験、経済がけん引力を取り戻したと人々を早合点させた。「偽りの夜明け」に注意すべき。
人間の常として、物事が幾分改善すると楽観的になりがち。
一時的な回復を、本当の回復と見誤りがちだと、警鐘を鳴らした。
で、上方修正の中身ですが、「大幅に悪化」していたのが、「悪化が続いている」。つまり、最悪の状態から脱し、悪い状態のまま推移しているってことで、決して楽観視してはいないのだが。
景気は上向く可能性が高いと、遠まわしだが、言及している。
確かに在庫調整が進み、製造業は一段落ですが、雇用削減、給与抑制、賞与は過去最大の減少率。
この状態で、内需が拡大されるとはとても思えない。のが正直な気持ち・・・・。
しかし、先月までは、「偽りの夜明け」に気を付けろ。と、慎重な姿勢を崩さなかった白川総裁が、「4〜6月の成長率は大幅に改善する」見込み。09年度後半以降に景気が持ち直すシナリオは維持したい、と、あえて発言したことは・・・・・。
政治は頼りにならないし。マスコミは暗いニュースばかり流すし。巷は、厳しいの、大変だの、辛いだのばかりが聞こえるし、おまけに、新型インフルエンザで、外出するなと、煽る。そんな世の中の風潮を踏まえてのこの判断。
何か、景気が上向く要素や好材料はないかと、藁にもすがりたい広告屋のおっさんとしては、日銀の上方修正って、結構、明るい話じゃないかと思う。いや、思いたい。
たとえ「偽りの夜明け」であっても、営業ツールに使いたい。
そんな、衝動に駆られる。 Goto
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