北國新聞

ローカル新聞の「新聞力」に期待する。
新聞を読まない人には、なんの変哲もない話なんですが、昨日の朝、石川県の旅館で目を覚まし、
部屋のドアーに差し込まれた北國新聞を手にして驚いたことがあります。
昨日は今日が休刊日のせいもあって、各紙ともラ・テ面(ラジオテレビ欄)が二日分掲載。その影響もあり、平日にしては立てページ(最近は広告出向量が少ないため新聞の頁枚数が減ってます)の多い月曜日です。
それでも、大概の地方紙(中日も岐阜新聞も)は、32ペーシ立てですが。北國新聞は36ページ立て。それも、ラ・テ面と、一部の全広ページ(6頁)を除く、30ページが、カラー印刷です。
30頁がカラー印刷されてることは、記事面の全てにカラー写真が使われているってことになります。新聞紙面は、深夜に作られ、早朝には配達されます。つまり、北國新聞は、全頁カラー印刷の技術と設備に投資が行われたことになります。
新聞命の私としては、購読者の減少、広告出向量の低下等により、新聞のビジネスモデルが崩壊の危機にあるといわれる折、北國新聞が全面カラー化を推し進め、地方の話題をふんだんに掲載するなど、地域密着を標榜する姿勢に驚きました。
地方紙として、北国新聞の占有率が圧倒的である理由が、よくわかります。
何事でもそうですが、必要なものは、必ず生き残ります。しかし、生き残るには、普段の努力、貪欲な姿勢、そして、何よりも高い使命感がなくてはなりません。
新聞の役割と使命は重いものがあります。とりわけ、ローカル紙の発信する力は、地域活性化の源でもあります。地方紙の「新聞力」が、革新的であればあるほど、その地方のエネルギーが醸造されます。(北國新聞が革新的であるかどうかはわかりませんが)
北國新聞が、地域の為に「新聞力」を発揮し普段の努力を続けるならば、新聞経営の新しいビジネスモデルが構築されるでしょうし。北陸の未来を明るくさせることにつながります。
全国のローカル新聞にエールを込め、北國新聞のフルカラー化に敬意を表します。
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7/20北國新聞

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