岐阜県ファンクラブ

一点突破 全面展開の発想が必要では。
学生時代のこと。「君はどこの出身かね」「岐阜県です」「岐阜県???」「岐阜県って、琵琶湖の西だったか?東だったかね?」日本地図ぐらい頭に入れてよ・・・とぶつぶつ。「滋賀県の東側です」とムッとして答えたものです。
宮崎県と宮城県の区別の付かない人もいましたが、今では九州に県が幾つあるのか知らない人でも、東国原知事のパフォーマンスの影響で、宮崎県が九州の東側に位置するのを知らない人は少ない。
マスコミの力が偉大なのか?彼のパフォーマンスが優れているのか?それとも政治力なのか?宮崎県は彼のお陰で、メジャーな県になりました。(すごいことです)
我が岐阜県は、何十年経っても地味で印象の薄い県のまま。最近では、琵琶湖を例に取るのではなく、飛騨高山は岐阜県ですよ。なんて、説明するんですが・・・。反応は「へ〜飛騨高山は岐阜県だったんですか」てな具合で。
そんな岐阜県を何とかしようと、県の観光交流推進局が打ち出したのが。岐阜県の後援会づくり「岐阜県ファンクラブ」の発足。地域を「人」に見立てて、ファンを作る発想はとても面白い。
問題は、地味で印象が薄いのは、魅力がないからなのか?魅力が発信されていないからなのか?どちらかということ。発信不足なら、やり方次第ではこのファンクラブ方式は大いに効力を発揮するでしょう。魅力がないならば、根本的な問題です。
岐阜県には飛騨高山を始め、何度も足を運びたい魅力的な場所がたくさんあります。
では、魅力があって、発信力が・・・・。だから、岐阜県ファンクラブなのでしょう。でも果たして・・・・
郡上踊りに魅力を感じている人は、郡上踊りのファンであっても岐阜県のファンではない。下呂温泉も、馬篭、妻籠もそうです。だと、しますと、岐阜県ファンクラブは、個々のファンをプロダクションに加入させるようなもの。
ファンを岐阜県単位で括るには無理がある気がします。では、この発想の効果を上げるには、どうすればよいのか。批判を覚悟で申しますと、一点突破集中主義で考えるべきではないでしょうか。
40年前は、岐阜県は琵琶湖の西か?東か?でしたが。今は、飛騨高山のあるの岐阜県に変わっています。私は多くの岐阜県ファンを募るには、「岐阜県飛騨高山ファンクラブ」を作るべきだと思います。
高山を好きな人のファンクラブを作って、その人たちに、下呂温泉も、養老の滝も、長良川の鵜飼も好きになってもらう。逆もありますが。とりあえず。高山に的を絞る。それが一点集中です。
県の立場では、特定の地域を集中的に応援するのは、公平性を欠くことになり、難しいでしょうが。
私に言わせれば、その公平性が印象の薄い県になっているのです。
行政の悪しき平等主義や公平思想をぶち破る。その勇気が必要です。
ここは、観光地としてメジャーになった、飛騨高山のファンクラブを岐阜県が作る一点突破の手法が良いのではと思います。それが、岐阜県全体に最も早く、展開する道だからです。
勿論。私は、印象が薄い岐阜県を何とかしたい。そして、行動しなければならないと思っていますから、この「岐阜県ファンクラブ」の会員にしてもらうつもりです。   
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岐阜県のHPより

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