彫刻

ユニークな造形の競演・・・・・・。
「右を向いても、左を見ても、筋の通らぬことばかり」は鶴田浩二が歌って、大ヒットした「傷だらけの人生」の歌詞ですが。世の中、特に地方が酷いのかも知れませんが「右を向いても、左を見ても、景気の悪い話ばかり」です。
なんとも、殺伐として、遣りきれない時代です。この不況もそんなに長くは続かない。と、思いたいのですが。景気は「二番底」に入ったのでは、などと耳にしますと。マインドも下がります。
でも、こんな先の見えない時代だからこそ、誰もが焦って、ビジネスに知恵を絞るのですが。「下手な考え休むに似たり」と申します。根を詰めて考えるより、絵画、陶芸、彫刻など、芸術文化に触れて見るのも、新たな知恵を生み出す上では、大切ではないかと思います。
我社の社屋「中広ITセンター」(写真参照・美術館のようでしょ)がある大垣のソフトピア。その二階にある放送用のスタジオ。そこから、水中に浮かぶ野外ステージが眼前に広がります。(あまり活用はされていないようですが、なかなか趣向を凝らした施設です)
その水が張ってある(水槽といえばよいのでしょうか)エリアに、著名な彫刻家の作品が、5点配置されています。芸術品ですから、作品を見て、タイトルを確認して、解説を読まないと、ピンとこないのですが。
とても難解ですが、ジーと、作品を見ていますと、作者の意図が分かってきます。と、言いたいのですが、なかなか理解できません。しかし、それでも無心に眺めていますと、自分自身がおかれている立場のどこかと重なって、妙に納得できる。不思議な思いに駆られるものです。
それが彫刻と言うものなのでしょうか?
街を歩いていて、こんなところに、こんな彫刻がある。とよく見かけます。
それらに、関心を持って、気に掛けて眺めて見ますと、結構面白く、心に感じるものです。
今年で、23回目になるそうですが、国内最古の「現代野外彫刻展」が山口県宇部市で開かれています。10月14日付けの毎日新聞(写真参照)が、優秀作品を解説付きで紹介しています。
写真ですから、本物の迫力は伝わりませんが、ジーと写真を眺め、解説世読みますと、何となく、使ったことのない脳みそが動くようで「なるほど」と、妙に納得できます。
別段、心が洗われるとか、殺伐とした経済環境の重圧を忘れ去るとか、そんな、崇高なものではないのですが。彫刻には「筋の通らぬこと」も、「不況風に腹が立つこと」も、忘れさせ、マインドをくすぐる何かが、あるような気がします。                               Goto
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当社 ITセンター(大垣)       10/14毎日新聞

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