読売新聞創刊135周年(11月2日特集から)・・・・その2。
私は、常々読売新聞の文化、芸術、芸能欄や家庭、家計欄。それに歌壇、俳檀や囲碁・将棋欄などの大衆面は、他紙と比較して圧倒的に充実していると思っています。
(この地方では読売新聞の販売部数が少なく、なじみが薄いのですが)
特集「200部で創刊」(1874年)の項に、その理由が載っていた。創刊時、幹部らは「政治論議中心の新聞とは異なる庶民向けの平易な紙面を目指し、漢語に話し言葉のルビを付けるざん新な工夫を凝らした」と。
創刊当初から、庶民目線、庶民感覚の新聞づくりを伝統としているのが分ります。
新聞は毎日読むものだと思っていますが?あなたは新聞をどこから読みますか?私は一面の最下段にある、「編集手帳」(読売新聞の場合・朝日は天声人語ですが)から読みます。
記念号には、この編集手帳が、珍しく2題掲載されています。
一面は4コマ漫画の「コボちゃんのお母さんが妊娠したことを取り上げ、漫画での子育て支援を」と・・。
特集面に、筆者「竹内政明」氏の写真付でもう一題が掲載されている。「1日一本458字で暮らす良い男」と強がっていますが、「せめて、一面のコラムは青空の見える窓でありたい」との自戒の念に、新聞の顔を担当する姿勢がうかがえる。
私もこのブログ。一日一回を決めて書いてるが、毎日、458字に思いを込めて書くとなると、
さぞや、大変だろうと・・・・・・。楽しみにしています。是非、頑張ってください。
因みに、読売新聞の社名についても、なるほどと思ったので。毎日配達するから毎日新聞。朝日の出る前に配達するから朝日新聞。読売は江戸時代のかわら版の販売方法を「読売」と呼んだのにちなんで「読売新聞」と命名したそうです。
特集号で、読売新聞が、時代を動かす言動も、衝撃のスクープも、庶民派を自認する読売ならではの135年の歴史も、よく分ったが、分らないのは、なぜ、135周年なんでしょうか?
150年でも、200年でもない。節目の年にしては。135年は中途半端な気がしますが、なぜ、135周年で(15から26頁まで)大特集を組んで、こんなに派手に、ぶちあげるのでしょうかね???。
新聞の価値をもう一度検証するのは分りますが・・・・・・・・。問題は、そのビジネスモデルの限界が見えたことだと思います。折角の周年行事。新聞の未来と展望を示して欲しいものです。
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11/2読売新聞 15面 26面 16面 17面
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