批判のための批判には辟易だ・・・・・。
「人物モノ」(伝記の類)の本はだいたいが提灯(べた褒めか。批判)記事の羅列で面白くもないが、これは、実に丁寧に取材され、しっかりした内容だ。読んでみたら」と、尊敬する友人から人物本を手渡された。
著者は、ビックコミックオリジナルに掲載されていた政治漫画「票田のトラクター」の原作を手がけた「ケニー鍋島」こと、政治ジャーナリスト「渡辺乾介」(けんすけ)氏(1943年生)。
政治に関心のある人。いや、この国を憂いている人にはぜひ読んでいただきたい。そして、ご批判を賜りたいと思う。内容は読んで頂いてからですが、二点だけ、私なりの感想を事前に申し上げたい。
一つは、その人物が、なぜ嫌われるのか。が、分かる。それと、日常的に信じて読んだり、見たりしている「大メディア」(新聞・テレビ)が、なぜ彼のことになると思考停止になるのかも。
もう一つは、政治家がなすべきこととは何かが分かった。たとえば、90年から20年以上に亘って、続けられている「ジョン万次郎」の名を冠した「日米草の根交流」活動をご存知か?
毎年、彼も必ず参加、数百人の青年を連れて訪中する「長城の会」(日中青年交流)をご存知か?
600人を超す訪中団を批判する人たち。批判のための批判が如何に虚しいかも分かった。
なぜ、日本の政治が「彼対反彼」の構図で動いているのかも良く理解できた。彼を批判する人も、批判しない人も、この国を愛し、憂うならばぜひ読んで欲しいと思う。私は目から鱗が落ちた。
この本「小沢一郎・嫌われの伝説」(小学館)を読んではと勧めてくれた我が友に感謝です。
ところで、漫画、票田のトラクターって、読んだことないんだよな。 Goto
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