新聞の正義感ぶった論調が、日本の景気を悪くしている・・・・。
新聞を丁寧に読んでいて、「一体全体、どうしろと、言っているのか?さっぱり分らないことがある」
新聞の論評が如何に場当たり的で、いい加減なもので信用に値しないかを、示してみたい。
菅財務大臣が、就任の記者会見で為替相場の動向について「1ドル。90円台の半ばあたりが、貿易の関係で適切ではないかと、経済界は思っている」と述べたことについてである。
大方の、新聞は、市場という生き物を相手にするのだから、慎重でなければならない。円安誘導ととられる発言は、市場の公平性を阻害すると非難する。(市場なんてそんな、大層なものなんですかね?)
背景には、暗に経済に精通していない大臣では、財政のかじ取りは難しいとの批判を示唆している。
前任の藤井財務大臣の為替相場についての発言の折には、為替相場に介入しない構えは、円高を容認する姿勢だと批判。でも彼は、財政が解っている人物との評価だった。
だから、財政に明るい財務大臣も問題。暗いのも問題。どちらも悪い。口を慎みなさいということなんだろうか?如何にももっともらしいが。時系列的に読んでる者にとっては、余りにも場当たり的。
これをいい加減な論評と言わないで、何と言うのだろうか・・・・・。
市場なんてものは、したたかで、軟(やわ)なものではない。市場の怖さも、楽観さも、体験した事のない新聞社の論説委員如きで、理解できる代物ではない。そんな輩の論調こそが、市場に利用され、増長させていると知るべきではないかと、思う。
政治家が、自分の判断と考え方で、意見を述べ、行動を起こすのは当たり前。ましてや、新政権。過度な円高が、日本経済を疲弊させていると判断すれば、為替のみならず、何事にも介入すべきだし、問題を提起すればよい。
すべては自然体で、無策がよろしい。策を弄すことのほうが問題である。
私は、新聞がさもしたり顔で、正義感ぶって、あれもこれも政治家が悪いと、場当たり的な批判をしない方が良いと思うのだが、貴兄は如何に思われるか?(批判がメディアの仕事なんだろうが)
右もダメ、左もダメ、前も後も問題だと批判するのは簡単だが、。
低迷するこの国の経済に必要なのは、本音で語るリーダーではないだろうか?
Goto
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