広告が宙に浮いた

「貧すれば鈍す」にならなければ良いのですが・・・・・
身体が念力で宙に浮くなんて聞きますと、あの新興宗教を思い出して・・・ゾッとするんですが・・・・・。
荒手の宙に浮く新聞広告が出現しました。常識破りにびっくりです。
長いこと広告の仕事に携わっていますと、プロの自覚も出てくるのですが。固定観念と申しますか?慣例や常識に縛られ、新しい発想に立てず、同じことを繰り返して事足れりになっているようです。
ましてや、130年以上の歴史を有す新聞。その紙面レイアウトなどは、その典型。広告は、記事を妨げないように、下段に置く(記事下広告)。左や右の隅で広告の上にちょっとだけ突き出す(付き出し広告)。と相場が決まっていて、目新しいことは基本的にはタブーになっていのですが・・・。
「窮すれば、通ず」なのかは、分りませんが。広告収入の減少が拍車を掛け、新聞紙面も何でも有りになってきたのでしょう。随分大胆な試みをしたものです。広告が宙に浮くんですから・・・・・。
朝日新聞の8日付、スポーツ欄です。どういう分けか?新聞紙面のレイアウトで、新しい試みをする場合は、大概がスポーツ欄なんです。不思議ですね?たぶん、スポーツ欄は編集者が軽く見ているんでしょうね。「スポーツ欄を見るなら、スポーツ新聞を買え」って。だからスポーツ欄で・・・・・。
写真を参照にしてください。凄いでしょ。宙に浮いてるでしょ。ジャンプで葛西選手が飛んでる写真じゃないです。週刊誌「プレーボーイ」の広告です。こんなに、大胆に紙面の中段に、広告が浮くなんて・・・。
それも、ギャルのヌード写真の紹介。広告の内容も浮いてますが。「泣いた・跳んだ」浅田真央ちゃんも、びっくりじゃないでしょうか・・・・・。これで、週刊誌の売り上げがどの程度増えるんでしょうか?
新聞紙面で広告が浮くのが良いのか?悪いのか?私には分りませんが。「貧すれば鈍す」にならなければ良いのだがと心配します。
こんなことで驚くなんて・・・・・・。
私に、固定観念が染み付き、浮力も、いやいや、ジャンプ力も無くなってしまったんでしょうかねぇ・・・・・                                       Goto
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1/8朝日新聞

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