つまらん

ネット社会と不況のせいでしょうか?あまりにも周りの人に関心が無さ過ぎますね・・・・。
つまらん。つまらん。人生の結末を「自殺」で締めくくるほどつまらないことはありません。
この国では、11年連続で3万人以上の人が自ら命を絶っているなんて実につまらん話です。
「中学2年の時、父が自殺した」「学校で先生から父が死んだことを伝えられた。実は前日から行方不明だった」「母は(自殺)の事情を知っていたと思うし、大変だったはず。にもかかわらず、私は(母)を責めたこともあった。申し訳ないと思う」
「今、私がいるのは父のお陰と思っている。父の死を無駄にはしたくない」「(自殺から)33年たたないと話ができなかった。時間がかかる問題」と公の場で告白した前原国交相の言葉です。
世界103カ国を対象にした10万人に対する自殺者のデータで、日本は6位。先進国ではフランス19位、ドイツ36位、米国43位、英国67位、イタリア68位と比べると、ダントツに高い数字です。
おかしいですよね。こんな国が先進国だなんて・・・・・・。こんな悲しいことで先進国で一番なんて・・・・。
自殺者の職業別統計を警視庁は発表していますが、雇用問題の影響でしょう無職者が過半数を占めて圧倒的なのも、原因に健康問題が48%、仕事・経営問題が31%なのも、男性が女性の3倍なのも・・・・・・。
すべてを、政治のせいにしたくはないのですが、金融不況で経済が混迷を始めた平成10年から3万人を超え、高止まりしているのですから、政治の責任を問われても、致し方ないと思います。
まずは、政治がしっかりしてくれないといけないと思います。鳩山首相は施政方針演説で「いのちを守りたい」「いのちを守りたい」と叫びました。この叫びを信じたいと思います。
具体的な話ですが、死因の半数が健康問題だそうです。医師や医療従事者の積極的な協力が必要なんではないでしょうか。それには、開業医がその中心になってくれるのが,一番だと思います。
日本医師会と政権のスクラムによって、「自殺対策」が講じられればと願います。
そんな、国家的な取り組みは別として、前原大臣の言葉が胸に沁みます。自殺。本人は、自分の都合でしょうから、勝手かもしれません。しかし、残された者にとってはたまったものではありません。
私の経験では、暴発的な自殺は別として、自殺を決意する前に、大概は何らかのメッセージを発するモノです。それに、周りのモノが気が付き、一緒に考える優しさがあれば未然に防げると思っています。
不況のせいなのかもしれません。私はネット社会も大きな要因だと思っていますが、自分のことで精一杯なんでしょう。最近の日本社会は、周りの人に対する関心や気遣い思いやりがあまりにも、不足している気がしてなりません。
自殺なんて、つまらん。本当につまらん。心底思います。                  Goto

コメント

  1. Goto より:

    辛い思いをされたんですね。
    私も余裕はありませんが、周りの人への気配り、心遣いができるような年齢なんだと言い聞かせています。       Goto

  2. ぽち公 より:

    不況による生活事情については、誰も助けてくれません。ネットで命を絶つ方もいるかもしれませんが、、命を救われた人もいます。その一人ですが。。お金が無ければ生活も人権も失われるなんて悲しいことなんです。。