総広告費

経済が縮めば、広告費も減少します。
さてさて、世界有数の広告会社、天下の「電通」さんが、09年度の日本の広告費総額を5兆9222億円と発表しました。前年比11、5%減。厳しい数字ですが、負けてたまるかの心境です。
日本が元気を取り戻すには、個人消費を刺激して、内需を拡大しなければなりません。それには、消費者心理に訴える必要があります。それが広告です。
この5兆9222億。集計方法が定かでありませんので、分析してみても、せんなきことですが。
新聞が18、6%雑誌に至っては25、6%。テレビも2ケタの10、2%減との数字を見ますと・・・・
景気ばかりが原因でもなさそうです。21業種のうち、20種類が前年の7割程度では本質的な問題がある気がします。国民のライフスタイルと情報収集手段の変化が企業の広告費抑制にあるなどと簡単に片づけないで、広告会社はもう少し、真剣に考える必要があるのではと、思います。
この景気の状態、誰もが弱気になるのも分かりますが。企業が縮こまっていては、道は拓けません。ネット広告が新聞を上回る時代です。従来とは違う新しい発想で、広告を捉え直して頂きたいモノです。
日本経済が縮こまっているのです。広告の業界だけが伸びるなんて誰も考えていません。
しかし、この道を進む以上は、行く手に何があろうとも自分で切り開くしかありません。
我社は、そんな時代に、紙(フリーペーパー)とモバイルをクロスさせた新サービス「フリモ」のシステムを開発し、提供を開始しました。スポンサーお望み通りの廉価で、そして抜群のレスポンス(広告効果)が可能になりました。
お陰さまで、スタートと同時に大反響です。有難いことです。
我社の規模では日本の総広告費に何の影響も与えませんが・・・・・・・・
減少報道なんかに「負けてたまるか」の気概にあふれています。          Goto

コメント

  1. Goto より:

    大手代理店の批判をする積りはありませんが、少なくとも、自動車メーカーのCMで子供店長が、人気を博すと、業界こぞってCMに子役を使う。これでは、広告代理店もお里が知れたものです。特に、大手の代理店が、他のスポンサーで子役を使うのは如何なものでしょうか?広告代理店がスポンサーにも、国民にも愛想を衝かされるのも時間の問題です。 悲しい現実です。    Goto

  2. リミスキー より:

    中小代理店の立場から言えば、トヨタショック以来、大手代理店がそれまでは扱いもしなかった企業まで触手を伸ばし、低価格で略奪?していくようなことが頻繁におきています。業界内の寡占化が進み、クリエイティブ提案も均一化というか、どれを見ても同じよなCMが出来上がります。この業界はゲリラが居ないと夢も面白味も失せてしまします。「大手扱い」=「質が高い」とは行かないのがこの世界。代理店を使う企業さんも、そのあたりをしっかり見て欲しいと思いますが・・。業界の発展より自社が良ければ全て良しというのが大手さんの考えかも知れませんね。

  3. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    広告代理業はマージン商売です。代理業の11、5%売上げ減は、死活問題です。だからと言って、質を落としては負の連鎖になります。
    ここは、我々も踏ん張って、より質の高い企画力、価値の高いデザイン力を発揮せねばなりません。ご指摘の通りです。ご指導ありがとうございます。  Goto

  4. kmforest より:

    民間企業に勤めており、広報を担当している立場から一言苦言を。
    昨今、安価という事を全面に出すあまり日本語を含め、デザイン全てが、おざなりになっていませんか。フリーペーパーの記事や旅行雑誌などの記事の校正をクライアントが行っておりますが、てにおは まで校正しています。
    これで、真っ当な価格を誰が出しますか?
    11.5%の減少って、質が1割位また落ちただけなのと違いますか?
    キチンとしたデザインを提案したら、簡単に取り返す事が出来るのではないかと思います。