青軸(あおじく)

一輪の梅に機微を学ぶ・・・・
春に晴れ、三日なし。と申しますが、20度を超す初夏を思わせる日が訪れたかと思いますと・・・。
昨日も今朝も真冬を思わせる冷たい雨が降っています。お互い健康管理には気を付けたいものです。
例年ならば、気にも掛けなかった隣の梅。今年は妙に気になります。なぜなら、一昨年から続く不況の嵐に負けてはならじと、今年は正月を返上して(4月まで三か月先延ばし)頑張ってます。
で、隣の梅林も、咲くのを少しずらして欲しいと、願っていますので、気になるのです。
ここに、「岐阜の梅」と題した本があります。岐阜に生息する梅を素人にも良く分かる、きれいな写真付きで、観察できるよう丁寧に解説されている本です。
著者は岐阜薬科大学の元学長水野瑞夫名誉教授と岐阜大学の桜井宏紀名誉教授のお二方。水野先生は、薬草研究の日本的権威で、生薬のミズノといえば、中国でもその名を知られ、岐阜が誇る世界的な頭脳です。
私が勝手に気にしている隣の梅。白梅なのは分かりますが、名前は何なのか?どんな生い立ちの木なのか?興味が湧きましたので、水野先生の本で探してみました。
梅は弥生時代に中国から入ってきたと言われ、日本国内で300種以上あるそうです。実梅は、梅とあんずを掛け合わせて生まれたのには「へー」と驚きですが。
隣の梅。本を捲っても、植物の観察などしたことがないので、どうも、違いが分からない。
が、ひょっとしたら、これではと思う写真を見つけました。なぜ、そう思ったかと申しますと、隣の梅林は実を得るために植えたもので、観賞用ではないこと。2月中旬から3月上旬咲くこと。青み掛った白い花であること。等を勘案して決めました。
青軸性(あおじくしょう)の青軸です。??????。
この本には果実梅の詳細が載っていませんので、そちらとの比較はできませんが、この地方に多く分布するそうですから間違っていないのではと思っています。
寒梅は百花に魁て咲くと言われています。三か月先延ばしした新年。広告業界も冬の時代ですが、先延ばしの功を奏し、この三月で、我社にも春を呼ぶ梅が咲いてくれればと願っています。
隣の梅を観察するお陰で、梅の知識を少しだけ、得ることができました。
一輪の梅に機微を感じています。                                Goto
追伸
日本の梅は果樹のみを採取する実ウメと花を観賞する花梅に分類され、花梅は野梅系、緋梅系、豊後系の三つの統計に分けられているそうです。隣の梅は野梅系の青軸性に分類されます・・・・・・・。
P1030900.JPG
P1030052.JPG P1030067.JPG P1030069.JPG 
我社の隣りの梅林
P1030070.JPG
青軸(あおじく)  「岐阜の梅」より 

コメント