8,8%

地方の時代へと針は回り始めましたね・・・・
東京では地域改革の担い手たち、改革派の首長が「創新党」を旗揚げ。大阪では、橋下知事が二重行政を廃止すべく大阪府を大阪都に変えることを目的にローカルパーティー「大阪維新の会」を立ち上げました。
名古屋では、河村市長が、議員定数と報酬の半減と市民参加の市政を標榜した「地域委員会」の設立を掲げ、二度目の提案を行い、議会と全面対決の様相を呈しています。
地域の首長やその経験者や議員が、地域から国政を変えようと決起する姿に、田舎でこの国は大丈夫だろうかと案じるおっさんとしては、彼らの勇気と覚悟に期待するとともに、心よりのエールを送りたいと思います。
政治家ならば、保身に汲々とするのではなく、他の首長も地方議員も彼らに続いて立ち上がって欲しいものです。
地方主権の論議で、こんなことを述べる識者がいます。勿論、官僚の回し者ですが。「地域主権なんて絵に書いた餅だ。自治体の首長は、補助金や交付金に頼ることしか考えてない」。「住民に地方自治を自分たちで担おうなんて自覚など鼻ッからない」と。国民を上から目線で「バカ」にする話です。
東広島市の市議補選で、投票率が8,8%だったことが、話題になっています。同時に行われた首長選が無投票になったのが低投票率の原因と言われますが。私は、そうは思いません。有権者の意志が顕著に現れたのだと思っています。
地方議員なんて、無用の長物だと意思表示したのです。ましてや、地域から「憂国の士」が立ち上がっているこの時期に、わざわざ、市議一人を選ぶために選挙をやる。「ムダ」な制度の極限です。それを批判した抗議の投票拒否です。
住民は、この国の「行き詰まり」が、何処にあって、誰が詰らせているのかをよく分かっています。
詰まらせているのは官僚。何処にあるのかは、「憂国の志」を持たない首長と議員にあることを。
民主党は衆院の定数を80人削減するとマニフェストに掲げていますが、なぜ、改正案が国会に出てこないんですか?「みんなの党」も「創新党」も、河村市長(市議ですが)も議員を半減すると掲げていますよ・・・。
8,8%の投票率は、国民が議会と議員をしっかり監視している表れです。
時代は着実に地域・地方へと動き始めた気がします。                      Goto

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