ざる法

メディアに踊らされ、法を感情で弄んではいけません。
このテーマは、止めようか?書こうか?散々迷ったんですが・・・・「エイ・ヤアー」と書いてみます。
民主党・小沢幹事長、起訴相当と、検察審査会が出した結論についてです。
これは、メディアの勝利です。小沢批判を繰り返し、金権政治家が日本の政界を牛耳るのは、悪の権化だ。と決めつけ、国民を煽りに煽って、政界から葬ろうと企てたメディアの大勝利です。
民間審査員11人全員が同じ意見だったそうですね。異常です。恐ろしいことです。本当に恐ろしいことだと思っています。8人以上が納得できなければ、起訴相当が議決するそうですが、全員だとは。
私は、全員である異常さに、日本には民主主義はないと思いました。
そもそも、政治資金規正法はざる法です。違法性を問うにはなかなか難しい法律です。
にも拘らず、選挙権のある国民から「くじ」で選ばれた審査員が・・・・彼らの選んだ根拠は何処にあるのでしょうか?それは、メディア報道です。メディア報道を鵜呑みにして、感情論で、全員が起訴相当にしてしまう。
私にはこの国が健全な国家だとはとても思えません。祈祷師に操られ、内容も理解できず、集団の暴力で、魔女狩りをする暴徒を見る思いです。
二つ申し上げたい。一つはメディアが勝利してこの国は良くなるのか?小沢にはそんなカネがあるはずはない。きっと、公共事業発注の見返りでゼネコンから賄賂を受け取ったに違いない。師匠の田中角栄、金丸信もそうだった。だから、彼は犯罪者だ・・・。獄門・縛り首にせよと。
では、メディアは、この国をどうしたいのか?それが聞きたい。悪いものを悪いといって、何が悪い。メディアは事実を正確に報道するのが仕事だ。後のことは知るか。とでも、言うのでしょうか。
バカバカしい。メディアって、そんなに偉いのか。メディアには間違いがないのか。神なのか。メディアの言うことはすべて正義なのか?私にはとても理解不能です。このメディアに煽られ感情論でだした起訴相当は、この国を政治的混乱の淵に追いやります。
私は知って欲しいのです。日本のメディアは、この国の将来など何も考えていないということを。これで、彼は幹事長を続投するのが難しくなりました。辞任すれば政権政党の柱が折れるのですから、政治は一気に流動化するでしょう。政治的混乱に陥ります。
このまま、続投すれば、またまた、メディアが煽り、参院選で民主党が過半数を獲得することが出来なくなるでしょう。そうなれば、またまた、ねじれ国会となり、この国は、何も決められなくなるでしょう。
安部内閣で、自民党が衆院では圧倒的議席を持っていても、参院で過半数割れして、その後の政権が死体となったように。その混乱で困るのは、国民です。メディアに踊らされて、魔女狩りを楽しんでいる国民が窮地に陥るのです。
国際情勢は、難しい局面を迎えています。政治の不安定化は日本の国際的地位をますます下げてしまうでしょう。そうなれば、新興国への貿易拡大で、やっと、上向きかけた景気も後退するでしょう。
もう一つは、こちらの方が、もっと、恐ろしいのですが。魔女を捕らえ、溜飲を下げた国民は、ますます調子付き、自制心を失い。さらなる魔女狩りに奔走するでしょう。そうなれば、この国はメディアの正義だけが正義という異常国家に成り下がります。
暗澹たる時代です。悲しいことです。民主主義とは、反対意見や考え方の違う人を認めることです。この国は一見、民主的な装いをしていますが、奇妙なメディア絶対主義の国家になってしまいました。本当に、恐ろしいことです。
もう一度、申し上げておきます。政治資金規正法は、政治家が作ったざる法です。この法律で、政治家を犯罪者にするには難しい法律です。メディアに踊らされ、法を感情で弄んではいけません。                                                                Goto

コメント

  1. Goto より:

    このブログでも以前に書きました。TBS系の朝の番組キャスター。何を勘違いしているのでしょうか?この世の中で、自分が一番偉いとでも思って入るのでしょうか?傲慢、不遜極りない。それに、彼の影響力に恐れをなしてか?迎合する政治家には、呆れます。政治は国家の存亡を左右するものです。テレビのキャスター如きに振り回されるようでは・・・この国に未来などあろうハズがありません。個人攻撃をしているのではありません。公共の電波を扱うには、それなりの見識が必要だと言いたいのです。まー。テレビなんぞ見なきゃ・・腹も立たないのですが。とは申せ、テレビCMを扱う仕事をしています。視聴率は上がってほしい。ゆえに、苦言を呈すと、ご理解を・・。
                   Goto

  2. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    閉塞した状況を打ち破るには、タブーを恐れることなくにチャレンジする必要があります。メディアの偏狭さには辟易していますが、その偏狭さに振り回される知識人と称する人達に、客観的な思慮分別を持ってもらいたいと思います。「政治とカネ」の問題が解決しなければ、政治を動かしてはいけないなどと、馬鹿げたことを言うキャスターに振り回されてはいけない。
    宗教と真摯に向き合うことの出来ない人がメディアを操ってはならないと思います。
    今後ともご指導お願いいたします。   Goto

  3. しんぶんいのち より:

    メディアの横暴! まったく同感です
    一アナウンサーまでもが「おいおい、あなた何か勘違いしてるんじゃあないの?」と言いたくなることがあります
    たとえばテレビ朝日系で朝7時10分台に新聞読みをしてるアナなんて、その典型です

  4. ニッコリさん より:

    いつもお世話になっております。
    メディアの恐ろしいところで、もう一つ私が感じるのは日本最大規模である宗教法人創価学会の名誉会長、池田大作氏の取り扱いについてであります。創価学会は現在世界192ヶ国に創価学会インターナショナルとして存在し、しかも日本でも全国各地に会員さんはおられます。こういった大きな組織を支えているものが、池田氏の池田哲学でありますが、NHKの宗教関係番組でも他の局でもとり上げることはありません。池田哲学は健全性と成長性、変革、平和と日本の経済成長や種々の社会問題を解決するには不可欠な哲学なのですが、メディアの世界では、その話をすること自体がタブーとなっているそうです。これはどういうことでしょうか?このタブーを打ち破ることができれば民間活力にて日本は急成長が可能だと考えられます。日本人は励ませば素晴らしい能力を発揮するからです。このタブーを打ち破るためには、多くの人の協力が必要です。つまり、
    『いつもお世話になっております』
    これを社会に浸透させることではないでしょうか?
    いつもお世話になっております。