手抜き

子供の顔写真を並べて掲載するのも新聞紙面ですか?
日本中同じかどうか?分かりませんが、この地方、このところ、雨の降り方が異常だと思います。スコールのように、ザーと、もの凄い勢いで降るんです。武市半平太「月様雨が・・・」「春雨じゃ濡れて行こう」なんて、情緒がないのです。
日本は四季があって、その季節の移ろいが日本人をせせこましくさせているとの説もありますが・・四季があってこそ、風情を楽しみ、モノの哀れを感じることが出来るのですが・・・。
四季のない南方でもないのに、春にスコールではイメージが狂ってしまいます。
自然との出会でイメージと違うと感じるのは、ものの考え方が保守的になったのかもしれませんが。イメージには、変わっても良いと思うイメージと、変わらないで欲しいと願うイメージがあるようです。
新聞は、私の生活では自然の一部です。新聞が配達させない日を想像することは出来ません。夜明け前、単車の音、ポストに投げ込まれる「ポトン」という音。この季節はまだ首をすくめ、夏はせみの声を小耳に、ポストに向かう姿。
手にとって、インクの匂い。見開く紙ずれの音。「うーん」と唸って目を留める記事・・・。移ろう季節の朝と変わらぬ新聞のスタイル。オーバーかも知れませんが、新聞命の私としては・・新聞のイメージは変わって欲しくない代表格です。
このところ、夕刊の面白さに魅了され。ぜひ、夕刊だけでも購読をと、呼びかけています。
取り分け、この地方では中日新聞の夕刊の内容は絶品と評価しています。
27日付けの見開き面、4月誕生の子供の写真を119人見開きで掲載しています。「うーん」。ちょっと待った。この紙面はいただけません。何の意味があるのか?まったく理解できません。読者獲得のために・・・。だとするならば、余りにも軽薄。
親や親戚を喜ばすためなら、余りにも短絡。子供の写真を並べることが新聞の役割、使命の一つだと考えているようならば、編集者の知的レベルを疑わなければなりません。
子供の写真を並べるだけの紙面では、情緒も風情もない。季節はずれのスコールのようなもの。
新聞のイメージが変わってしまいます。(勿論、写真の子供たちとは、何の関係もないのですが)
手抜き紙面とは、申しませんが、安易な紙面づくりは興ざめです。                 Goto
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4/27 中日新聞夕刊・元気に育てと祈ります。

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