吏員50年

自分史ーその2ーを楽しみに・・・・
岐阜県の山村で48年間、役場の吏員として奉職され、助役を最後に退職された「大道英明」さんが上梓された「手づくり地方自治50年の風景・飛騨山里の役場吏員の生涯」を頂いた。
なぜ、頂いたかと申しますと、第三章「独りよがりの人生観」の「三通の手紙」の項に、私が大道助役に初めてお目に掛った際、「その温かな人柄に触れることができ、勉強させて頂いた」と氏の人柄を讃えた礼状が掲載されていたので・・・・わざわざ・・・我社の高山支局まで届けて頂いた。
大道さんは昭和26年岐阜県大野郡丹生川村役場に奉職。平成11年4月助役を退任するまで、吏員一筋。戦後日本の山村の近代化を担って来られた。本はその貴重な記録が書かれている村史であり、自叙伝として読ませてもらった。
現在、丹生川村は平成の大合併で、岐阜県高山市に編入され、高山市丹生川町となり、消滅した。行政が財政難の折、今後、旧丹生川村の歴史を編纂して残すことはないだろう。その意味でも貴重な一冊である。
同封の手紙には、昨年の8月に体調を崩され、2年越しで、内容をまとめたと認めてある。
あとがきには「あれも書きたい。あのことにも触れて置きたい、これを落とすわけにはいかない」とも・・・。大道さんには、税務課長や収入役を務められた経験を生かし、財政面から見た村史にも、触れてもらいたい。
それに、人柄がそうさせるのでしょうが・・・後輩吏員達への苦言や提言は記されていない。ぜひ、自分史ーその2ーを執筆されて、後輩たちへ熱い思いを伝えて頂きたいものだ。
この国の20年に亘る閉塞状態。地方を疲弊させ、地方を崩壊させようとしている。
飛騨の山村を、ひたすら守ってこられた大道さんの吏員人生に、心よりの敬意を表す次第である。                                                          Goto
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冬至書房 飛騨山里の役場吏員の生涯 著:大道英明様 

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