絵本のの魅力に取り憑かれました・・・
ご苦労様でした。そして、楽しませて頂きありがとうございました。と・・・おもわずお礼が言いたい読みモノが、三年連載の幕を閉じました。(ちょっとオーバーかな)
私は文芸春秋を毎月購読しています。10日に発売されると手元に届きますが・・まず、最初に読むのは、最近では巻頭に連載されている塩野七生さんの「日本人へ」です。毎回辛口の日本人観が面白い。
7月号では日本の基地問題をイタリアと比較しながら、日米の関係が対等でないのは、自国の安全保障を米軍に守らていると「思い込み」。憲法を盾に多国籍軍に参加しないからだと両断している。
マキアベェッリは「軽蔑されるよりも怖れられるほうがよい。なぜなら、軽蔑する相手には酷いやり方で対しても、怖れる相手には用心して慎重に対処するようになるから」という。つまり米国は中国は恐れ、日本を軽蔑しているのでは・・・と、彼女らしい切り口で安全保障を論じている。
いやいや・・・楽しませていただいたのは塩野さんではない。あさのあつこさん(女優の浅野温子さんではありません)が連載した「おとなの絵本館」のことです。軽妙なタッチの文章・・・私の視野になかった絵本の魅力をひも解いてくれた。
疲れた時など・・・このコーナーを読むだけで・・ホッとする。お陰で・・絵本のファンなれました。感謝です。それに、彼女が紹介する絵本を孫娘読んで聞かせたら・・・周りの人を愛することのできる心根の優しい子に成長するのではなどと・・・温かな気持ちになれたのも嬉しかった。
で、彼女を紹介をしますと、彼女は大作家です。自分で言ってるから間違いありません。私もそう思っています。代表作品は映画にもテレビドラマにもなった「バッテリー」。児童文学作家です。
最近では、「弥勒の月」「夜叉桜」といった時代小説も書いてます。私はまだ読んでいないが・・・読んでみたいと思っています。それと、彼女は岡山県に住んでいて・・地方からこの国を冷静に見ている。
大人の絵本館」では随所に自分の子供を通して田舎の魅力と地方の有様を憂いている。今後の活躍(余り活躍しないで自然体でお願いしたいのですが)が期待されます。三年間、絵本の魅力を紹介いただき感謝です。ありがとう。 Goto
追伸
千葉の先輩から絵本を頂きました。先輩の甥にあたる「山下ケンジ」さんの絵です。(紹介するのは二度目です)フーテンの寅さんのような温かい心の「おおかみゴンノスケ」の物語です。あさのあつこさんなら「ゴンノスケ日記」どのような解説をするか・・・聞いてみたいものです。孫娘に読んで聞かせようと思うのですが・・・2歳で寅さんはねーと言うかなぁ。。
おおかみ・ゴンノスケの腹ペコ日記
すごいうさぎに気をつけろ
作:きむらゆういち
絵:山下ケンジ
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