崇高な姿勢

たゆまぬ研究と努力は必ず評価されるものです。
中国漁船衝突事件で・・日中関係が益々こじれています。・・・日本政府がまったく予期していなかったロシアが参入・・・日中の問題が領土問題と化しつつあります。
日本政府はどうするのか?なんて、他人事など言っていられない状況なのに。メディアは政府の無策を批判するばかり。この難局に如何に対処すべきか・・・何の論陣も張らない。
外交問題で、国民が知りうる情報はメディアしかありません。そのメディアが、不安を煽るだけで・・・取材網もなければ、解決策もない。いや、論ずべく言論を持たないとしたら・・・戦後最大の危機だと言わねばならない。
我が親愛なる友が・・・朝日新聞・・・・・「ひと」の欄に・・・掲載された。チェルノブイリ被爆者の甲状腺がんを治療する日本医科大学清水一雄教授の紹介です。(当ブログでは、3月11日付けで書きました)
学問の世界は東西を問わず保守的なモノです。医療界も例外ではありません。清水教授は内視鏡の手術法を開発した1998年以降、ボランティアで放射性物質の影響で甲状腺がん多いチェルノブイリに足を運び指導にあたってきた。
07年日本で、体内被曝した20歳の女性の甲状腺がんを傷の残らない内視鏡手術で摘出。09年にはは現地で始めて手術・・・患者に希望を与えった。今年は今月・・・チェルノブイリ首都ミンクスで公開手術に臨むと言う。
日本の医師が・・・原発事故の後遺症で大人の甲状腺がんが増えつづけているロシアチェルノブイリの現状に敢然と立ち向かっている・・そんな崇高な姿をメドベージエフ大統領は知っているのだろうか?
紛争になりつつある日中問題・・・国際社会の一員として、いや大国として、解決に協力するならば分かるのだが・・・・中国の尻馬に乗って北方領土問題に嘴を挟もうとするロシアの外交姿勢・・・。
メディアは・・・無体な国だと批判するのではなく、崇高な日本人医師の活動をロシア国民に報道する義務があるのではないかと思うのだが・・・・話が飛躍しすぎだろうか・・・・。
清水教授のたゆまぬ努力と研究・・・そして「放射線汚染」と戦う崇高な姿勢に心よりの敬意を表します。        Goto
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9/25朝日新聞

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