安くて、健康に良くって、栄養が豊富・・・ですって。
我が家から、徒歩・・・1・2分のところに生協があります。めったに・・行かないのですが。入口付近には果物のコーナーがあり、最初に目に付くのが「バナナ」です。若い人には信じられないでしょうが・・・
還暦おっさんたちの子供の頃。甘くて、芳醇な香りのする夢の果物と言えば・・・・「バナナ」でした。先週の土曜日・・・読売新聞に、思わずにっこりする日本バナナ組合設立45周年の広告が掲載されました。
そこには・・・バナナは台湾からの輸入品に限られ、輸入規制が付いていたため、昭和30年代(おっさんたちが子供の頃ですね)・・までは、特別な日や病気担った時しか庶民の口に入らなかったと記されています。(その通りでした)
・・・もう、15年ほど前になりますか・・・北朝鮮のピョンヤンを訪れたことがあります。宿泊先の朝鮮ホテルのラウンジで・・・最高級品果物として、バナナが並んでいたのを思い出します。戦後の日本もそうだったと、妙にバナナが恋しくなったものです。今でも北朝鮮では輸入規制が掛けられているそうです。
なぜ・・・バナナが輸入規制商品だったのかは・・・戦後日本は外貨が不足。生活必需品でないモノには輸入規制が掛っていました。バナナは贅沢品と見られ、その対象商品だからでした。
広告によりますと・・・バナナは生鮮果物消費量では、もっとも多く消費され、朝食に食べるモノとしては「パン」「コメ」に次いで三番目だそうです。その理由も「安い」「健康に良い」「栄養が優れている」ことが上げられています。
最近では・・バナナ成分の科学的な研究も進み・・・消化・吸収速度の違う糖質を多く含み、体内に置いて即効かつ持続的にエネルギーを供給するとされアスリートに高く評価されています。
また、バナナの機能性もエビデンスを持って解明されつつあり、免疫力の基礎となる機能性成分をバランスよく含んでいることが注目され、食生活に積極的に取り入れることが推奨されています。
品質も随分改良され・・・最近では、黄金のキウイと並んで、果物では珍しく・・新種のバナナがテレビ宣伝されるようになりました。この冬・・・バナナブームが訪れるのではないかと推測します。
子供の頃高値の花だったバナナが・・・廉価で栄養満点の果物として誰でもが手に入るようになったのは・・とても喜ばしいことなんです。関係各位の努力に心より敬意を表すものであります。
ただ・・・・私の偏見かもしれませんが、南国のバナナ生産地。どこも担い手の大半は女性と子供で、男性諸氏の働きが悪いのが気になります。・・・その原因が栄養豊富なバナナを「贅沢」に主食として食べているせいだとは思いたくないのですが・・・・・。 Goto
10/16読売新聞
コメント