熟議

問責って・・・・何なんでしょうか?民主主義の代償って高くつきますよ・・・・。
今日で臨時国会がなし崩し的に・・・。参院選でねじれが生じ、与党は議論を深める国会・・熟議の国会にすると意気込んだが、国会中継を見る暇も、時間もなかった・・市井のおっさんとしては・・・
テレビのニュースか、報道番組でしか、議論の内容は分からなかったが・・・・とても熟議なんて状態ではなさそう。むしろ・・・揚げ足取りで浮ついた、軽薄な議論が続いたと言っても良いのではないか。
先週の参院での仙谷官房長官と馬淵国交大臣の問責決議案可決した。・・・私には、なにが問責に当たるのか?さっぱり理解できないのだが・・・・どなたか理由を教えて欲しい。
仙谷官房長官の場合・・・中国漁船の衝突事件で、対応が悪かったのか?それとも・・・言葉遣いが悪いのか?大番頭で首相に変わる実力者になったからなのか?さっぱり理由が分からない。気に食わないから問責してしまえって・・のでは・・・あまりにも幼稚ではないかと思う。
馬淵国交相に至っては・・・・なりが理由なのか、さっぱり思い当たらない。漁船衝突ビデオを、ネットで流した、海上保安官に対する監視不足をとわれたとしたら・・尚更・・意味がわからない。
まったく・・・分からない理由での問責でも、参院は直近の民意。民主主義社会では意義がある。との理屈も分かるには分かるが・・・・だとすれば、ねじれ国会なのだから、気に食わない・・閣僚は・・構わず問責すればよいってことになる。
新年早々に始まる・・通常国会でも、この問責が尾を引き・・官房長官と国交大臣が辞任しなければ、審議に応じないってことになれば・・・予算が人質になって、国会は空転したままになる。更迭すれば・・・他の閣僚に付いても同じことが繰り返される・・・・。
そうなれば、この国は益々混迷を極めることになり、打開策は、首相の交代か?それとも、政界再編か?はたまた・・・解散総選挙か・・・て話になりますと・・・もう、この国は誰が首相になろうが。どの政党が政権を握ろうが・・・国際社会で相手にされなくなります。
それでも・・いいのですよね、国民は。今年の参院選挙で・・政治に混乱が生じることを承知で、ねじれ国会を作ったのですから・・・・。これが民主主義なら・・民主主義によって、取り返すことのできない代償を国民が払うってことになりますね。
私は・・・熟議ができてこそ・・民主主義だと思うのですが。
石原自民党幹事長の目がますますつり上がるのを見ると・・・暗澹たる思いです。      Goto

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