定五郎橋

人の喜びは、我が喜び・・タブーにチャレンジ
今年は例年になく冬が厳しい。北国では雪の影響で交通事情が悪いと聞く。なぜ、寒の入りにセンター試験をやるのか?理解できない。私には、メディアに報道するネタを提供しているとしか思えない。
毎年、降雪による交通渋滞で受験生が遅刻したというニュースを聞かされると、折角の共通試験・・・受験生には同じ条件でチャレンジさせてやりたいのですが、そんな思いはなかなか通じないモノです。
江戸末期から明治にかけての話です。三重県鈴鹿市を流れる鈴鹿川。市内に8っの橋が架かっていて、そのうちの一つに人の名前を冠した「定五郎橋」なる橋があり・・・その由来が我社の生活情報誌「ベルブ」(65070部・鈴鹿市全戸無料配布)一月号の巻頭特集に掲載されています。(写真参照)
江戸時代・・・幕藩体制を敷く幕府は川に橋を架けさせませんでした。その結果、庶民は川を渡るに難渋しました。その庶民の苦労を見かねた庄屋「前川定五郎」は幕府の方針に逆らい、私財を投げ行って三度橋を架け替え明治41年に本格的な橋を完成させました。
その功績を讃え橋に「定五郎」の名前が冠されたそうです。
鈴鹿市では「定五郎」の労苦のエピソードを地元の小学校に資料室を作り展示しています。資料館でも特別の展示場でも無く、市立牧田小学校に資料室を作って市民に開放しているって素晴らしいことだと思います。私も機会を見て是非、資料を拝見したいと思っています。
その土地の善行を・・・知らしめるのに小学校を使う。子供たちはその遺徳を自らのモノとして理解する。そうなれば、地域を愛する子供が育つ。当り前のことだと思うのですが・・・では、故郷岐阜市を辿ってみると、小学校に・・地域の人の遺徳が展示されているだろうか・・・
私の知る限りでは・・・・皆無です。多分、岐阜市だけではない・・日本中、公立の学校でこんな展示をしているのは少ないのではないかと思う。理由は・・・文科省が硬直した考えで、教育現場をがんじがらめに縛りつけているからです。
そうです。激寒のこの時期にセンター試験をやらなくても、もう少し季節の良い時に競わせればと、ほとんどの国民がそう思っていても・・・何も代えられない、変わらないように。
でも・・幕藩体制のタブーを、たった一人の「人の喜びは、我が喜び」との思いでぶち破り、鈴鹿川に橋を架けた・・・・世の中には凄い人物がいるのですねぇ・・・。何とかしなくっちゃ・・・。   Goto
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コメント

  1. Goto より:

    逆立ちして・・・世の中を逆さまに見る。なるほど・・・日本を中心にした世界地図では日本の位置が分からない。それと同じですかねぇ・・・。
    私は左手首に障害があるので逆立ちは無理ですが、物事を逆さまにして考えれば、良い知恵が浮かぶかもしれませんね。      Goto

  2. 夏原健次 より:

    いつもお世話になっております。
    私は毎朝ラジオ体操ボランティアの他、逆立ち歩行の練習をしています。逆立ちをすると全てが逆さまになります。地球が逆さまに見えます。当然考え方も全て反対に考えるようにもなります。ですから、悩んだときには逆立ちをすると悩みも反対になりますので、悩まなくなります。
    青少年の皆様で、社会に対して反抗心を持っている皆様、暴走族による迷惑行為や反社会的行為はやめて、是非、「逆立ち族」を結成して、皆様で逆立ちして、社会に対して反抗心を示して下さい。無害です。健康法になります。体力がつきます。
    全国で「逆立ち族」が結成され、全国各地で逆立ちをする元気な皆様が増えることを応援致します!
    がんばれ、「逆立ち族」!