広告の使命

変わらなければ・・・滅びます。
三連休明けの22日。新聞各紙の立て頁が極端に少なくなっていました。
朝日が28頁。読売が多くて30頁。もともと少ないのですが毎日が24頁。日経に至っては20頁でした
そもそも・・・月曜日はページ数が少ない(日曜日に記事を書く記者が少ないからなのかもしれません)のですが。大震災以降・・・広告を飛ばして、被災状況の報道を続けていますので、記事の絶対量は・・・平時の立て頁とあまり変わらないのかもしれませんが・・・少し異常の減頁です。
22日が特別で、また元に戻ると思うのですが。一方では日経新聞が「私たちは、どんな時でもニュースを伝えます」とのコピーで、新聞の使命を全ページ広告(写真参照)で伝えていますが・・・どうも気になります。
何が気になるかと申しますと、薄さの原因に新聞広告が疎んじられているような気がするからです。この間の目立った広告は、みずほ銀行のATMシステムダウンのお詫びと日程の広告やNTTの171、被災者との連絡方法の告知広告です。
だとすると・・・緊急時に広告は必要ないと言うことなのか?それとも、そもそも、新聞にとって、広告とは喫緊の情報ではないと言うことなのか?私はそうは思いません。緊急事態だからこそ、広告情報は必要だと考えています。新聞社の考え方が気になります。
それと、立て頁の問題です。新聞の購読料は、情報の対価によって支払われるものです。立てページが40頁の場合と20頁の場合・・おのずから情報量が違います。私たちは配達される立て頁のことをあまり気にしませんが・・・すくなければ、料金が下がるべきだと思うのですが・・・・。
この先・・・震災の影響で、紙の価格も高騰が予想されます。だとしますと、コストの関係で、立て頁を減らすことになるかもしれません。(22日の朝刊はその前触れではないかと思うのですが)
だとしますと・・・文字を小さくして、1頁あたりの情報量を増やす。そうすれば、立て頁が減少しても、購読料との関係は問題が無くなります。それも気になるところです。
大震災以降・・・新聞の取材力が見直されています。やっぱり新聞じゃなきゃ・・・との声も多く聞きます。しかし、それと同時に、リアルタイムの電子情報の便利さも高い評価を受けています。
この大震災で日本は様変わりすると思います。あらゆるものが変わると思います。価値の転換が起こります。変わらなければ・・滅びるからです。
我社も・・勿論、広告の使命と価値を問い直し、変わらなければならないと思っています。
我が愛する新聞も、この機を逃がさず・・・変わって欲しいと願います。          Goto
P1050021.jpg
3/22日本経済新聞

コメント

  1. 夏原健次 より:

    追伸ですが、
    歴史には学ぶことがたくさんあります。
    彦根には観光名所、彦根城があります。そこでは歴史上の事実として「桜田門外の変」がありました。
    井伊 直弼(いい なおすけ)は、日本の近世最末期における主要な人物の一人。近江彦根藩の第15代藩主。幕末期の江戸幕府にて大老を務め、日米修好通商条約に調印し、日本の開国近代化を断行した。また、強権をもって国内の反対勢力を粛清したが(安政の大獄)、それらの反動を受けて暗殺された(桜田門外の変)。
    この歴史は現代のTTP(関税撤廃)交渉にも参考にすべきことがあるかもしれません。
    対話拡大と対話による理解と変革が上手く進むことをお祈り致します。

  2. 夏原健次 より:

    追伸ですが、
    皆様のお陰様を持ちまして、NHK巡回ラジオ体操が8月22日(月)に滋賀県犬上郡多賀町に来て頂けることになりました。
    http://www.rajio-taiso.jp/topics/20110310_02.html
    ありがとうございます。

  3. 夏原健次 より:

    いつもお世話になっております。
    世界民主主義宣言!
    世界が平和で景気が良くなりますようにお祈り致します。