まだまだ・・・回転不足です。努力せねば・・・・
もう・・随分昔の話になりますが,1998年に長野県で開催された冬季オリンピック。時の県知事が、スピードスケートの競技を・・・まるで「水澄まし」のようだと表現・・・ヒンシュクをかったのを覚えていますが・・実は私も・・その表現、言い得て妙・・と思ったモノです。
その時・・・女子のフィギアスケート、日本勢では荒川静香さんが13位。男子は参加しただけだったようですが・・・現在の日本フィギア界、先の震災の影響で東京からモスクワに移しての世界選手権では、男子が2位。女子の安藤美姫さんが優勝。
まさに10数年で世界を席巻・・・関係各位の努力の賜物と・・・心より敬意を表します。
でも、やっぱり・・・私は、フィギュアスケートも、回転の数で・・・順位が決まるのは「みずすまし」みたいだと思っていまして、スポーツとしての興味はありませんでしたが・・・今回の世界選手権を・・・たまたまですが、テレビで見る羽目になって・・・・
靴の鋲が外れた・・・世界チャンピオンの高橋選手に、そういえば・・・以前靴の紐が切れて・・競技を中断した・・・誰かがいた・・・何やってるんだろうね?・・・イチロー選手が道具命で大切に手入れしているのに比べれば・・・スケートの世界王者も大したことないわ・・・と。
しかし、日本チャンピオン小塚選手の落ち着いたプレーと、被災者に元気を送るため・・・頑張れ・・・と絶叫するアナウンサーの声に・・思わず回転するたび・・・手を握り締めてしまいました・・・。
その勢いで・・・女子のフリ―も見てしまいました。安藤選手が・・・回転するたびに・・・観てる方が目が回る・・・最後のスピンが終り、フィニッシュがぴたりと決まった時・・・彼や彼女たちの「みずすまし」のように回転するために繰り返し繰り返し積んできた血の滲むような努力、苦労を思うと・・・感動してしまいました。
安藤選手の・・・メダルの重みよりも、震災の方が心配です。自分としては震災に遭われた方のことを思って演じたので、思い入れのある試合でした。このメダルで何か少しでも日本が元気になれば・・・とのコメントに、「みずすまし」競技なんて軽々にこのスポーツを考えていたのが恥ずかしい。
それにしても、何事にも単純に感動するモノだと・・・自分で自分を笑っちゃうのですが、私も含め、我社のスタッフ、情報誌作りにしても、広告SPの仕事にしても、まだまだ、回転不足の、「みずすまし」、お客様にも読者にも感動を与えていないと・・・思うと、もっと、もっと、努力せねばと・・・気を引き締めています。 Goto
コメント