心に秘めたる事項を遣り抜く執念がありますか???
良いのか?悪いのかは後世が判断すれば良い。すこし、乱暴だが、複雑な時代です。トップリーダーはあれも、これも、遣りたいことがすべて、できるような時代ではありません。これだけは・・・と心に決めたことだけをやり通せば良いと思います。
「この偉大な祭典の終末にふさわしく、23日の夜、日本の女子バレーは勝った。それは、他の競技に見られた、どの勝利にもまして、ゆるぎなく確実な断固たる勝利であった。」「戦前いろいろあったうわさのように、もしも我々が、あの一戦を失った時のことを思うと慄然としてくる。」
「意識、無意識に日本人が女子バレーに賭けていた期待には、他の種目に対するのと違ったモノがあった。それはなんといおう、我々が今日、進歩した文明の方便とすり替えに失いつつある、目的に向かって身心をはる、要するに努力し闘うということの尊さ、その意味をであった。」
「鬼の大松が率いる、ニチボーバレーチームに、我々は密かに、自分が憧れ、取り戻そうと願う自分自身の分身を見て来たはずである。大げさにいえば、ある日本人にとっては、女子バレーの敗戦は、第二次大戦での敗戦に次ぐぐらいの、精神的打撃となりえたかも知れない。」
「しかし、私は今、何を愚かな仮説を立てる必要があるのだろうか。彼女たちは断固として勝ち、大松監督は、彼が抱く人間の努力と戦いについての、おのが信条を見事に表明したのだ」
ちょっと,長い引用でしたが・・・文豪と言われる40人の作家が綴った「東京オリンピックー文学者の見た世紀の祭典」に寄せられた若き作家・・石原慎太郎東京都知事の一文です。(文藝春秋・7月号・時代を創った女・東洋の魔女河西昌枝・吉井妙子作から)
「五輪絶対にやる」6日付け読売新聞朝刊で石原都知事が「被災地を始め広く日本とスクラムを組んで再び五輪招致することを考えている」と復興支援シンポジュウムで語ったと報じられています。
東京都は2016年五輪誘致に失敗しました。しかし、彼が、いささかも衰えることなく・・・三度、五輪誘致をめざす執念は・・・東京オリンピックでの日本女子バレー優勝が金メダルを獲得した時が背景にあるのを知って・・・・
トップリーダーとは、心に決めたことは例え命を賭してでも遣り抜く、その不断の執念がなければならないと、改めて、学びました。さてさて・・・・果たして、あなたに・・・命を賭しても遣り抜く、遣り抜かねばならないと、心に秘めたる事項がありますか?遣り抜く執念がありますか?
私は、石にかじりついても・・・中広三大ビジョンを実現したいと思っています・・・そのためには、火の出るような努力で、回転レシーブを身につけねばなりませんが・・・・ Goto
コメント
たしかですが、アメリカで「人生に最も影響を与えた作家」のBEST10に選ばれています!
読売新聞でも21世紀に伝える本BEST3に選ばれています!世界で1000万部のベストセラーだったかと….。
ナチスの捕虜収容所での体験、抗えない人生でも人間は考える自由だけは奪えない。その中で人間はどう生きるかを問うた本です。記憶がさだかじゃありませんが松下幸之助、孫さん、堀紘一、宮本輝、五木寛之….、彼の著書の影響を受けた日本人は多数です(笑)。
難しそうな本ですね。
我が社はビジョン実現に向け、社員一丸、必死で頑張って、回転レシーブをモノにします。変わらぬご指導お願いします。
Goto
「それでも人生にYESという」フランクルの本。ブログを読んでこの本がうかびました。講演会や識者たちは呪文のように+思考、やる気、行動力、ポジティヴを唱える。だけど抗えない人生をどう頑張れというのか!識者たちは答えを持たない、薄っぺらい人たちばかり。そんななかでフランクルのこの本は私たちが人生に何かを要求するのではなく、人生が私たちに与えられ、問いかけてくるのなら、この刻苦にもきっと何か意味がある。人生は、その人の力を超えた問いは与えない。どうにかして応える力があるから、問いかけられるのだ。生きる意味はまさにそこにあるのだ。応えるべく生きて初めて、死ぬこともできる。といった内容です!おこがましいですがぜひ実現してください。