広告ジャーナリズム

批評と広告の関係は?
我社は「地域社会の活性化」を標榜する生活情報誌26誌(152万部)をポスティング(限定エリア全戸配布)しています。フリーのマガジンですが・・広告はジャーナリズムであるとの考えを基本に紙面づくりをしています。
地域の広告情報は、そこで暮らす人にとっては生活の糧です。様々な広告情報を、適宜に報道したり、新設のお店を紹介したり、新商品やサービスの優位性や内容をきめ細かく分析したりして、雑誌形式で家庭にお届けするこのメディアを、広告ジャーナリズムと認識しています。
朝日新聞のコラム「CM天気図」(20日付け)で天野祐吉さんが、「通販生活」や「暮らしの手帳」は、身近な商品を批評する「商品ジャーナリズム」だと述べていますが、まさにその通りだと思います。
天野さんは・・・・「テレビショッピング」を称して、商品の選び方、取り上げ方にジャーナリズムがあるのかと、疑問を投げかけています。その紹介の仕方に批評の目がない・・・だとすれば、番組とは名ばかりで、全編CM・・・そんな番組は許されない。テレビにも商品ジャーナリズムの番組があってしかるべきだと。
それがスポンサーとの関係でできないとすれば、テレビはカネの世界の御用機関でしかない。そんなものになってしまうには、テレビはあまりにも大きな可能性を持った面白いメディアなのに残念と、辛辣にテレビショッピングとそれを飯のタネにするテレビ局を批判しています。
我社の生活情報誌は、あくまでも雑誌による地域社会の広告情報を伝達する活動と考えていますから天野さんの云うところの「商業ジャーナリズム」と同じだと思っています。
天野さんは批評と広告は親戚だと述べていますが、私は、批評も立派な広告だと考えています。そうです、親戚ではなくて、裏表です。今後も、我社は生活情報誌を通じ、地域密着型の「広告ジャーナリズム」を深く追求して行きたいと思っています。   Goto

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