天声人語その2

新聞の力を信じています・・・。
米国で1930年代にスタート。今では世界60ヶ国以上で実施されているそうです。
日本では89年。日本新聞協会にNIE委員会が発足・・・始まりました。
NIEとはNewspaper in Educationの略で、「教育に新聞を」活用する学習方法です。
新聞を読もう・・・をライフワークとする私としては・・・昨今の新聞衰退傾向に歯止めを掛ける唯一の手段がNIEの普及だと思っています。
毎日新聞のNEWS NAVIGATOR(なるほどとり)によりますと、新聞協会が今年度は全国で542校を指定、新聞を提供して授業で活用しています。
今年から、新学習指導要綱にも子供たちの読解力の向上を目指し「新聞の活用」が盛り込まれました。だとすれば、子供が新聞に親しむ絶好のチャンス、新聞回帰への序曲になると思うのですが・・・542校では少な過ぎるのではと思います。新聞経営者に危機感が足らない気がします」。
NIEとは一味違いますが・・・・朝日新聞一面のコラム「天声人語」を専用のノートに貼って書き写す・・・そのノートが静かなブーム。四月の発売以来二十万冊を超え大ヒット中だそうです。
天声人語は603字。東京都の中学では二年生全員が、朝の読書の時間に書き写しをしているそうで、「写すのが早くなりのと、読書が速くなるのが比例する」「論理的な文章を読む力が身に付き、新書が読めるようになった」と好評。
中学生だけではない・・・高校でも半年書き写しを課題に続けると基礎力が養われ、「社会への関心が広がる」と。「グローバル時代に求められるのは論理的に考え書く力。受験勉強を超えて一生役に立つ力になる」と書き写しを推奨する予備校もある。企業でも新入社員にノートを配布「新聞を通じて多面的に物事を捉える力がビジネスに役立つ」と社員教育に活用されていとのこと。
天声人語を書き写すのもNIE。天声人語だけではありません。毎日の余録も。日経の春秋も。私は情緒的で人間臭さが時々滲む・・読売の編集手帳も好きですが・・・それぞれに、国語力のアップや社会教育に繋がります。
勿論・・・・私のようにボケが始まったおっさんには・・・老後の「頭の体操」にも役立ちます。皆さんもNIEを理解頂き・・・書き写しを始めて見ませんか?私は新聞の力を信じます。余計なお世話なら、ご免なさい。    Goto

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