トマト

広告の価値って・・・深いモノがあります。
ありがたいことです。田舎に暮らすってことは。毎年・・この時期になりますと、家庭菜園で作っている美味しい夏野菜を頂きます。トウモロコシ。枝豆。キュウリになすに、そしてトマト。
とりわけ、真っ赤に熟したトマト。水に冷やして、少々粗塩をふって、ガブリとまるごとやると、甘酸っぱい味が口中に・・・・種がこぼれ落ちないように・・・慌てて吸い込むさま・・・応えられません。
日経新聞(19日付け)にカゴメトマトジュースの全ページ広告(写真参照)が二頁に渡り掲載されました。広告のクリエーターなら、一度は作ってみたい・・・そんな、素晴らし広告紙面です。
今年の広告賞・・総ナメの出来栄えです。里山に丹精込めて植えられたトマト。
「自然も農地も減少し、食の安全が問われている今、環境、自然と上手く付き合い、未来の食を守る そんな畑の知恵に、改めてカゴメは学ぼうとしています」・・コピーも良い。
もう一頁は・・・繁るトマトの葉を背景に、土を乗せた力強い手・・・まさに農業の担い手。「トマトの味は、植える前に決まってしまいます。トマトジュースの味は、ごまかしのきかないモノだから、土と向き合い、土から美味しさを作ります」「カゴメにとって畑は第一の工場なのです」・・・と。深いですね。
福島の原発事故以降、食の安全が問われています。そんな折。
真摯に野菜作りに取り組む企業姿勢が見て取れます。これぞ「The広告」。
私はこの広告の背景に・・・農業の工業化。法人化に躊躇する・・・この国の政治に・・・アンチテーゼを投げかけているように感じますが、あなたは、どんな感想を持たれますか?
冷えたトマトをがぶり・・も良いですが・・・・冷やした、トマトジュースをゴックンもいいですねぇ。  Goto
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8/19 日本経済新聞

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