物欲

老化防止に必要なこと・・・
若い人には理解できないでしょうが。この歳(還暦を過ぎて)になりますと、目は霞み、耳は遠くなり、歯はガタガタに、足腰は、極端に弱くなります。責めて気力だけはと、元気に振る舞っていますが・・・体力の衰えは否めません。
「我々は日々に老化させ、朽ち果てさせようとしている見えない力と闘っている」・・・・のです。
だから・・・何らかの形で・・・老化に抗う努力をしなければ・・・見えない力に押し潰されてしまいます。
老化は、身体だけではありません。頭も、心も、執着心も萎えて行きます。
とりわけ、困るのは、価値観が固定してしまって、モノに執着することです。
大震災でのこんな、話を伺いました。
名取と仙台間。地震による混乱で、国道は大渋滞。イライラが募る中。Uターンする車、わき道に逸れる車。・・・・ふと、海辺を見ると、真黒な一条の線が・・・浮かぶ。
始めは・・・何だろうと首を傾げたが、ハタと気付いた。津波だ。咄嗟に・・・・逃げなくっちゃ。
頭に、車はどうなるのか?荷物は・・・トランクのゴルフバックは?・・・・モノに対する執着が過る・・・。
でも、彼は逃げるを選択。国道を飛び降り・・・山側へ・・・それを見た・・後続の車から二人が飛びだし、付いてきた。何百メートルも走ってはいないが・・・黒い波は・・すぐ後ろまで。田の中に一軒だけ立つ、消防の倉庫。その外階段にしがみつき・・・必死で上に・・・屋上の鉄塔に縋る・・・。
物凄い水圧に何とか持ちこたえ、それから、30時間、寒さに震えながら・・一面の水が引くまで耐えて。何とか一命を取り留めた・・・・。助けを求め、沼地と化した水田を・・・高速道路に向かって歩く・・飛散する車の中には・・恐怖に慄いたままの顔が・・・まさに地獄・・・絵図。
車を捨てて逃げる。・・一瞬の判断を誤って、震災の犠牲になったとは思わないが、車とともに津波にさらわれた犠牲者に、意外と高齢者が多かったと聞くと・・・・モノに対する執着心が災いしたのかもしれない。
老化させ、朽ち果てさせようとする・・見えない力と闘うには・・・・物欲を捨てることも必要なのかもしれない・・・・そんな、思いで・・・大震災の悲惨な体験を伺いました。       Goto

コメント

  1. Goto より:

    人間関係を正常に維持するには、コミュニケーション能力が問われますね。Goto

  2. 夏原健次 より:

    おはようございます。
    人間はコミューニケーション環境に支えられて生きています。コミューニケーション環境は健康や景気の流れに影響を与えています。
    コミューニケーション環境はグローバルに関係しているようです。
    コミューニケーション環境が良好だと健康で景気も良いのですが、コミューニケーション環境が不安定になると心身も不安定になり、景気も不安定になるよようです。
    コミューニケーション環境は自身の変化や社会情勢の変化で常に変化しています。
    ですから常に変革しないとコミューニケーション環境についていけなくなります。
    コミューニケーション環境の支えがなくなると人間の心身の負担は増えます。
    コミューニケーション環境に支えがたくさんできますと楽で調子よく暮らせます。
    コミューニケーション環境の支えをたくさんつくるために自己変革を重ね人間は生きているのかもしれません。つまりしあわせな暮らしです。
    コミューニケーション環境が不安定なときはどうしましょうか?
    それは自分を変革させて安定へつなげるしかありません。
    では変革するにはどうするか?それは上手くコミューニケーションできる能力と方法を身につけるトレーニングを続けるしかありません。
    コミューニケーション環境がグローバルに関係しているならばグローバルにコミューニケーションできる能力をトレーニングするしかありません。
    能力がなければ経済は成り立たない。企業や個人や団体のグローバル化の戦いはトレーニングにつきますが負けないように頑張りたいものですね。