ガンバレ!東北経済

人は過去を引きずっては生きていけないモノです。
これが、経済というモノなのでしょうか?大震災から8ヶ月半。いまだ、被災地の爪痕は深く、被災者の傷は癒えぬのですが・・・復興需要は幅広い産業を潤し始めているようです。
一般紙やテレビの報道番組は、厳しい冬季を迎え、仮設に住む住民の苦悩や、次なる手が打てぬまま途方に暮れる中小零細の事業主や商店にスポットをあて、政治的な解決を促していますが・・・。
経済紙である・・・日経新聞の震災現地取材班の視点は、違うようです。
東北3県(岩手・宮城・福島)に本社のある上場企業の上半期業績は純利益が昨対、4割増。12年3月期通期では増収・増益の黒字転換。と復興需要による好況を報じています。
それも、住宅関連や電気工事・設備や空調工事・復旧工事での重機向け燃料といった震災需要業種のみならず、応援者の増加や生活再建に向けた買い替え需要で消費も伸び、酒屋チェーンや、コンビニ向けの食品包装資材の企業も需要が拡大しているそうです。
ということは、上場企業の場合。決算短信で、内容が分かるから、そのような報道がなされるのであって、非上場の企業も、同様に好調な業績を上げていると推測できます。
人は、過去を引きずっては、生きていけないモノです。
最高益を予想する企業の従業員も、一人として、被災と無関係ではないと思います。
でも、街に再建の槌音が響き、自分達の働く職場が活況を呈する。その場所に身を置けば、辛さも、悲しみも・・・乗り越えられるのではないでしょうか。
経済が元気になれば、必ず、人も元気になります。それが経済というモノです。東北3県の上場企業21社の業績が好調であるとの、経済新聞の記事に、光明を見い出すのは、決して不遜なことではありません。
ガンバレ!東北経済!!。  Goto

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