読書感想画コンクール

新聞社が、こぞって、推進する事業だと思うのですが。
日本人は、勤勉だが発想力や応用力がない。と、言われますが。私は、そうは思いません。少々、乱暴ですが、学校の成績で100点取れる技術を身に付けた優秀なはずの子供に、想像力を育てる教育が出来てないだけではないかと思っています。
読書する。その感想文を書かせる。そんな国語の授業。嫌だった人は多いのではないでしょうか?しかし、文字も覚えていない幼児に、紙とクレヨンを与えれば、例外なくどの子も、驚くような奇抜な線や形を描きます。それって想像力、発想力。何の抵抗もなく書きます。
なぜ、絵なら簡単に書けるのに、文章を書くとなると嫌がるのでしょうか?
新聞社の中で、最も多くの文化的事業を主催したり支援しているのは、今年140周年を迎えた毎日新聞だと思っています。全国学校図書館協議会と毎日新聞主催「本の世界で得た感動を絵で表現する」「読書感想画中央コンクール」(協賛・凸版印刷。特別協賛・大和証券)
今年で23回目。なかなかの文化事業だと感心してます。その優秀作品が発表されました。(写真参照)実に豊かな発想、表現力です。まさに子供の発想力、想像力を育てるコンクールです。(受賞作品は大和証券グループ本社・支店12箇所で展示されます)
絵や線を描くのに抵抗ない子供が、文字や文章となると、苦手意識を持つ。それを払拭する教育方法として、読書後、感想文ではなく、感想画を書いて見る。これだと、すんなり書ける子供が多いかもしれない。以外と100点とれる子が書けないってことになるかもしれない。
発想力や想像力は、すべての人間が本質的に持ち合わせているもの。それを、摘まんでしまうのは、自由な発想を文字に押し込める教育に問題があるのでは?そんな気がします。
コンクールの応募総数は69万5733点。参加校数は小中高合わせて7410校。
この数が多いのか少ないのかは、それぞれの判断にお任せしますが。増えれば増えるほど、日本人に発想力や想像力が乏しいなどとは言われなくなるのではないかと思います。
全ての学校が、このコンクールに参加するよう、関係各位のご尽力をお願いします。
毎日新聞の主催であるがゆえに、このコンクールに他紙は知ら顔のようです。そんな新聞社のエゴが、全国的に展開せねばならない文化事業を押しと止めているとしたら情けない話です。
エゴが新聞の衰退に繋がっているのかと思うと、悲しい画しか描けませんね。Goto
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2/24 毎日新聞

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