無気力からは何も生まれないのだ。
ゴールデウイークに何がしたいですか?そんな質問に若者(20代)の回答で、最も高かったのが。「自宅で過ごす」だったそうです。混雑する観光地に出掛けるよりは、自宅でのんびり過ごすのも、悪くはないのだが。
合理的な理由でどこにも行かないのも、薫風の季節。持ったいない気がしますが。興味がないとか、面倒だとか。覚めた目や無気力が根底にあるとした淋しい限りです。
内閣府の「自殺対策に関する意識調査」では(そんな調査が必要かどうか?疑問ですが)「本気で自殺を考えたことのある割合」が前回の調査(08年)から4ポイント上がって28,4%・・全世代で過去、最多。自殺リスクの高い中高年が減り。20代がグーンと増えたと。
私が、単純なのか。楽天主義なのか?世の中に絶対などというものはないが。可能性100%があるとしたら、それは、人はみな、必ず死ぬってこと。だとしたら、どうせ死ぬなら。慌てて死ななくても、良いものをと考えてしまうモノとしては、自殺なんて理解できないのですが。
この調査。自殺とは別に東日本大震災後の心情変化も尋ねている。
驚くことに「自分に何の変化もなかった」「家族や周囲に変化は感じられなかった」と回答した若者が28,9%で全世代の2倍近い数値になったと。
今時の若い奴はなどと、申し上げるつもりは毛頭ないが。ゴールデンウィークに家でゴロゴロして過ごす。あの大震災にも無関心。(絆、絆と叫びながら、瓦礫の受け入れに拒否する大人も大問題だが)それで持って、本気で自殺を考えた若者が増えたとのデータがでたとすれば・・・何とも情けない。
いや。そんな筈はない。せっかく与えられた命。出会った人からは真摯に学び。仕事に情熱を傾け。前向きに人生を楽しむ、生き生きとした若者は巷に溢れている。この調査で抜けていているのは前回と比べ「自殺したいと思ったことがない」との回答が増えていること。
そこが最も大切な調査結果なのにと思いつつ。
少なくとも、我が社の若き仲間達は、失敗を繰り返しながらも、めげることなく、本気と笑顔で仕事に打ち込んでいる。自殺なんて考える暇などない。だから、我が社の「地域みっちゃく生活情報誌」は、地域の人達に愛され利用されているのだと思っている。無気力からは何も生まれない。Goto
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